社会問題を公共政策の視点から考える(2)
このゼミではこのゼミでは公共政策に関するトピックを幅広く扱っていきます。同時にゼミ生の共通テーマとして日本における貧困問題・生活保護受給者の増加の現状に触れ、貧困問題の解消は歴史的に見ても社会保障・福祉の原点であり、その最終的なセーフティネットと位置付けられているのが公的扶助制度であることを理解します。また、現在の社会保障・福祉に係る公共政策の多くが私たちの生活が破綻しないよう「事前に防止(例えば健康の維持)」することを目的とした対策にシフトしていることを確認します。
具体的には以下の内容・手順で進めていきます。
1.文献講読・・・ゼミ生の関心のある社会問題について書かれている文献(主に白書)を読み、内容を要約し、自分の意見を提示、ゼミ仲間や教員と議論することで、基本的な研究方法を習得します。また、自治体の産業連関表や財務諸表を使って自治体の予算状況や地域開催イベントの経済波及効果を算出する手法や財務分析の方法などを学びます。
2.現地調査の実施(夏合宿)・・・地方都市(青森市を予定)で現地調査(地方自治体へのインタビュー・フィールドワーク)を行います。
3.レポートの作成
社会学部
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