将来を考える中で、多くの学生が悩むのが就職活動。「どんな基準で企業を選べばいいの?」「自分に合う仕事って何だろう?」そんな疑問に向き合い、内定をつかんだ先輩に話を聞きました。大学での学びがどう活きたのか、これから就活を始める人にとって、きっとヒントになるはずです。
プロフィール
株式会社ニトリ 内定
文学部⽇本⽂学科4年
埼玉・私立星野⾼等学校出身
「本が好き」が原点。コロナ禍を乗り越えて歩んだ、日本文学科での4年間
子どものころは小説からマンガまで、たくさん本を読みました。小学生のころに母にすすめられた『霧のむこうのふしぎな町』という本に想像力を掻き立てられたことをよく覚えています。本が好きだったこともあって、文学部⽇本⽂学科を選びました。1年生のときはコロナ禍の最中で、ほとんどキャンパスに通うことができなかったのですが、2年生からは対面の授業が再開されて、ふつうの大学生活を送ることができるようになり、とてもうれしかったです。3、4年生のときは日本文学会の実行委員を務めるなど、イベントにも積極的に参加しました。
「自分らしさ」と向き合った就活。内定先で目指す未来像
就職活動としては、3年生の春から大学のキャリアセンターに通いはじめました。エントリーシートの添削だけでなく、志望企業に合わせたアピール方法を教えていただき、企業ごとの対策シートを作成することができました。自分の性格や感情について書き出す自己分析の作業では、これまでの人生で自分はなにを大切にしてきたのかを再認識できました。キャリアセンターは職員の方々のサポートが手厚いので、頻繁に通ってみるといいと思います。就職活動は小売業界を中心に行い、5社から内定をもらうことができました。株式会社ニトリへの入社を決めた理由は、先輩社員たちが明確なキャリアプランを持っていることと、働く目的をはっきり掲げていたことです。企業研究を深堀りすることで、社会人になってからのビジョンを描きやすくなると思いますよ。
4年生の夏からは内定者のアルバイトがはじまり、いまは店舗での業務を教わっているところです。目標となる先輩に出会えたので、その背中を追いかけながら、いつか私も、後輩に同じように思ってもらえるように、日々努力し、成長したいと思っています。ニトリでの仕事を通して、快適な環境を提供し、多くの人が自分らしいスタイルを表現できる社会をつくっていきたいですね。
大学生活を振り返ると、とにかく毎日が楽しかったのですが、特に教職の授業は同じ目標をもつ学生が集まり、さまざまな意見を聞けたので、受講してよかったと思います。友だちのおかげで乗り越えられたこともたくさんありました。大学生活は高校までと違って、自分で授業を選択したり、イベントに参加したりと、自由度が広がります。学生生活の過ごし方は人それぞれですが、私自身は常に主体性をもって活動したことで、充実した学生生活となり、就職活動での自信にもつながったと思います。