大東文化大学では、受験生や保護者の負担を軽減する取り組みとして、国公立大学との併願をしやすくする 「国公立併願制度」 を導入しています。今回は、この制度の概要やメリット、受験生への影響について詳しくご紹介します。
※対象は国公立大学(前期)受験者です。対象者の詳細はこちらをご確認ください。
- INDEX
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- 入学金の多重支払いが生じる背景
- 「国公立併願制度」とは?仕組みとポイントを解説!
入学金の多重支払いが生じる背景
近年、多くの大学で課題となっているのが入学金の多重支払いです。
民間団体が試算したところ、全国の私立大学で入学しない受験生から得た入学金の総額は355億円にも上るといわれています。
大学の初年度納付金には、入学金と授業料等が含まれますが、所定の期間内に入学辞退をした場合に返還されるのは授業料等のみで、入学金は返還されません。これは2006年の最高裁判決により、入学金の返還義務は負わないと認められているためです。

さらに、大学ごとに納付期限や合格発表日が異なることから、受験生は第一志望大学の合格発表を待てず、先に発表された大学へ入学金を支払わざるを得ないケースも少なくありません。その結果、最終的に第一志望大学へ進学する場合でも、入学資格を確保するために複数の大学に入学金を支払うことになり、いわゆる多重払いが発生してしまいます。
こうした状況では、受験生が入学金の二重払いを避けるために、受験そのものを控えたり、志望校への挑戦をあきらめたりしてしまうこともあります。
「国公立併願制度」とは?仕組みとポイントを解説!
大東文化大学の「国公立併願制度」は、併願する国公立大学(前期日程)の合格発表翌日まで、入学金を含む入学手続きの延長が可能な制度です。
受験生は経済的な心配や手続きの煩雑さを気にせず、安心して志望校への挑戦が可能になります。
※対象は国公立大学(前期)受験者となります。
国公立併願制度の3つのポイント
国公立大学(前期日程)の合格発表翌日まで入学金手続き不要
各大学の締切を気にしながら入金する必要はなく、受験生や保護者の事務的負担を大幅に軽減します。
入学手続きの延長も可能
また、入学金だけでなく、それらを含めた入学手続きも延長可能。大学によって異なる、かつ複雑な入学手続きの負担も減らします。
※合格後、入学金納入を延期するための手続きは必要になります。
全学部で導入
大東文化大学の全学部で実施している本制度。2026年度も全学部での導入が決定しています。
最後に
大東文化大学の「国公立併願制度」は入学金の二重払いを避けつつ、受験の機会を最大限に確保できるのはもちろん、手続きの延長をすることで、慌ただしい受験シーズン中でも安心して準備を進められるのも大きな利点です。
受験生が安心して学びに向かえる環境を整えるための制度ですので、ぜひ活用してくださいね。
大東文化大学は、受験生一人ひとりの挑戦を応援しています!









