# SPORTS

部員は3人。創部56年目の競技ダンス部が語る、「熱く美しいスポーツ」の魅力

2022.11.24 / 1,034PV

新しいことに挑戦したい人、必見!

みなさん、「競技ダンス」を知っていますか?

 

競技ダンスとは、男女がペアになって踊る社交ダンス(ボールルームダンス)をベースとした、見た目の美しさや技術を競う、れっきとした「スポーツ」です。

競技種目は「スタンダード」(ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ヴェニーズワルツ)、「ラテン」(サンバ、チャチャチャ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブ)に分かれ、各種目5種類のダンスから構成されています。

 

大東文化大学競技ダンス部は1966年(昭和41年)に創部され、今年2022年には創部56年目を迎えた長い歴史を持つ部活動です。

1986年(昭和61年)には大東文化大学競技ダンス部のペアが全日本戦を優勝、東部学生連盟1部に昇格し、その後も1988年(昭和63年)には新人戦、団体戦準優勝を飾るなど数々の実績を残しています。

 

今回は伝統を守りながら活動を続けている競技ダンス部を総力取材!

普段の活動や大会出場にも密着しました!


現在、競技ダンス部に所属している学生は3人。

文学部英米文学科2年 草野 岳史さん文学部書道学科2年 田坂 璃乃さん経済学部社会経済学科1年 須佐 優人さんにお話を伺いました!

「伝統」受け継ぐ大東文化大学競技ダンス部

左から草野さん、田坂さん、須佐さん 左から草野さん、田坂さん、須佐さん

田坂さん:現在競技ダンス部は部長1名、監督1名、コーチ3名、学生3名で活動しています。普段は週に1度部員の予定を合わせ、成増のダンススクールか埼玉東松山キャンパスで練習会をしています。月に1度は大東文化会館でOBOGの方々を招いて交流会があります。

 

草野さん交流会ではいろんな方と踊る機会を頂けるので、自分の好きな踊り方を知るきっかけにもなっています。OBOGの方々の中にはプロを経験している方もいらっしゃるので、まだ公式での試合出場機会が少ない私たちにとってとても良い経験になっています。

  • 交流会での練習風景 交流会での練習風景
  • OBOGの皆さんとのつながりが、競技ダンス部の歴史の長さを物語っていますね! OBOGの皆さんとのつながりが、競技ダンス部の歴史の長さを物語っていますね!

競技ダンスといえば煌びやかな衣装。特別に見せていただきました!

田坂さん:女性は競技ダンスの種目(スタンダード・ラテン)によって衣装が違います。スタンダードは舞踏会で着るような丈の長いドレス、ラテンは露出が多く丈が短めのドレスが多いです。

  • スタンダードで着用する衣装 スタンダードで着用する衣装
  • ラテンで着用する衣装 ラテンで着用する衣装

草野さん:男性の衣装は、燕尾服をイメージする人が多いのではないかと思います。燕の尾のようにカットされたコートが特徴的な衣装で、正式な大会などフォーマルなシーンで着ることが多いです。

一見普通の燕尾服に見えますが、肘を上げても衣装の肩の部分が上がらないよう袖の肩付近が少しきつくなっているなど、スポーツウェアとしての機能も備わっているんです。

 

須佐さん:男性用の衣装も燕尾服の他に、ダンスパーティなど比較的カジュアルなシーンで着用するスーツもあります。

 

田坂さん:男性用の燕尾服が3着、女性用のドレスは10着以上あります。卒部された先輩方より受け継いだ大事なもので、普段は部室にて保管しています。

 

草野さん:部室に置いているドレスや燕尾服にはカバーをしており直射日光が当たらないようにしています。見た目に高級感があるので一見手入れが大変そうに見えますが、他のスポーツでいうユニフォームのようなものなので、取り扱いは普通のスーツとあまり変わりません。

 

衣装を着た状態でポージング。衣装のデザイン1つ1つがポーズをよりきれいに魅せてくれます! 衣装を着た状態でポージング。衣装のデザイン1つ1つがポーズをよりきれいに魅せてくれます!

大会当日は衣装に合わせてメイクやヘアスタイリングをすると思うのですが、どのように準備されているのですか?

田坂さん:OBOGの先輩に教えていただき、メイクもヘアスタイリングも自分で準備しています。

 

草野さん:ダンスパーティではカジュアルな髪型にすることが多いですが、男性は髪を上げることが多いです。特にコンペ等の大会では激しく動くこともあるので、しっかりセットしています。

須佐さん:実は衣装やメイクと同じくらい重要なのがシューズです。

会場でパフォーマンスをする際に滑ってしまうことが無いよう、シューズの裏面は専用のブラシで削り、スプレーをすることで滑りにくくしています。

使用後も消臭剤を入れておくなどしてメンテナンスをしています。

セルフプロデュースとは驚きです!振付や曲の選曲はどのようにして決めているのですか?

草野さん:競技ダンスでは自分たちで踊る曲を決めるのではなく、ランダムに決められた曲に合わせて踊ります。

難しそうに聞こえますが、例えばワルツ種目で流れる曲は全てワルツのリズムで踊れるようになっているんです。種目ごとにリズムが違うので、そのリズムのカウントに合わせて踊ります。

 

須佐さん:練習ではなるべくカウントの分かりやすい曲を選ぶようにしています。振付はコーチの先生にして頂いています。

 

田坂さん:大会ではペアで出場しますが、男女で評価の割合が異なることがあるので、振り入れの際には評価の割合が高い方をいかに魅せる表現ができるかを考えています。

  • リズムやポーズの細かい部分までしっかり確認。 リズムやポーズの細かい部分までしっかり確認。
  • 今年入部したばかりの須佐さん。先輩サポートもあり、基礎的なリズムはもう覚えたそう! 今年入部したばかりの須佐さん。先輩サポートもあり、基礎的なリズムはもう覚えたそう!

大学で出会った「競技ダンス」というスポーツ

現在競技ダンス部で活動しているみなさんですが、3人とも中学・高校では全く違う部活動に所属していました。

競技ダンス部に入部しようと思ったきっかけ・理由を教えてください。

田坂さん:元々他の部への入部を考えていたのですが、新入生への部活動説明会に参加した際に競技ダンス特有のダンスや衣装の華やかさに惹かれたのがきっかけで入部を決めました。

 

須佐さん:新入生歓迎会の時にたまたま競技ダンス部が目に入り、興味本位で説明を受けたのが最初です。体験させてもらううちに競技ダンスの面白さにはまり、そこから毎週練習に参加するようになりました。リズムを取ったり、それに合わせて踊るのは難しいですが、うまく踊れた時は達成感を感じます!

草野さん:「ボールルームへようこそ」という漫画を読んでいたので、競技ダンスのことは中学生のころから知っていました。中学・高校とずっとソフトテニスをやっていたのですが、大学では違うスポーツをやってみたいと思っていたので、全く違うジャンルである競技ダンスに挑戦してみようと思い、入部しました。

競技ダンスの種目にはスタンダードとラテンの2つがあり、その中にも様々な種類のダンスがありますが、お気に入りはありますか?

田坂さん:得意なのはルンバですが、パソドブレというスペインの闘牛とフラメンコをイメージしたダンスが好きです。

比較的難しい種目なのですが、緊張感と激しさを兼ね備えたとてもかっこいいダンスで、踊っていて一番楽しいです!

 

草野さん:個人的に好きなのはスタンダード種目のワルツとスローフォックストロットの2つです。曲調自体も気に入っているのですが、体のしなやかさや動きの滑らかさを表現するためにどう体を動かすかを考えるのが好きで、日々研究しています。

 

須佐さん:まだ見つけられていないのですが、明るい曲調のダンスが好きです。最近ルンバが得意になってきています。

豊島ダンスカーニバル開催!当日の様子をレポート!

競技ダンス部の活動に密着!

11月12日(土)に豊島区立雑司が谷体育館で開催された豊島ダンスカーニバル2022の様子を取材しました。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で昨年は参加の制限がありましたが、今年は外部からの参加も可能となり、計99組のカップルがエントリー。会場内には大勢の参加者が集まり、会場の外で参加者の方が練習する風景も見られました。

 

大東文化大学からは草野さん田坂さんが参加。2人とも今回のコンペが競技ダンス部に入部して初めての大会出場です!

本番を直前に控えた2人に、今回の意気込みをお伺いしました!

田坂さん:自分たちの出来る精一杯の踊りをしてきたいです。

 

草野さん:社交ダンスではなく競技ダンスに触れる良い機会だと思っています。初めてのコンペですが、普段からの練習で培った技術を全て発揮できるよう頑張りたいと思います。

 

草野さん・田坂さんカップルは「ワルツ」、「ルンバ」の種目に出場。

2人とも今回が初めての出場とは思えない程、息の合ったパフォーマンスを披露していました!

草野さん・田坂さん、お疲れ様でした!

長い歴史を持つ競技ダンス部。今後の目標や展望を教えてください。

田坂さん:それぞれ自分が納得出来る踊りができるように取り組んでいきたいです。1年生は基礎ステップを、2年生は競技会で勝てる踊りができるよう努力しています。

 

草野さん:コロナの影響で2020年には新入部員が入部しなかったので、まずは部員を少しずつ増やしていきたいです。そのために1、2、3年生や大東文化大学への入学を控えている学生さんにむけて、練習会の様子を写真付きでTwitterに投稿しています。

  • 大東文化大学競技ダンス部Twitterより 大東文化大学競技ダンス部Twitterより
  • 大東文化大学競技ダンス部Twitterより 大東文化大学競技ダンス部Twitterより

須佐さん:競技ダンス部は歴史ある部活なので、日々活動に励み、活気溢れる部活にして、部員を増やせていければいいなと思ってます。

 

草野さん:競技ダンス部の歴史を重んじる事ももちろん大切ですが、それに気負いすぎず、今現在所属している部員、今後入ってくれた新入生に重きを置いた活動を心がけていきたいです。部活動は所属している人間がいてこそ成り立つものなので、部員それぞれに寄り添った形の活動ができればと思っております。

 

田坂さん:先輩方から受け継いだ競技ダンス部という部を、未来の部員達へ託していけるよう活動したいと思っています。

最後に、来年度からの入学を控えている新入生の皆さんへメッセージをお願いいたします!

田坂さん:人数は少ないものの、みんなで楽しく活動しています。綺麗なドレスや燕尾服等、中々袖を通す機会のない衣装を着てみたい人、楽しくダンスに触れてみたい人、元々競技ダンスに興味がある人、どんな人でも歓迎します。ぜひ一緒に踊りましょう!

 

須佐さん:少しでも競技ダンスに興味があれば、ぜひ見学に来てください。ダンス等未経験でも構いません。部員一同お待ちしております。

 

草野さん:大学に入って、新しいことを始めたいと思う人も多いのではないでしょうか。私もその1人でした。私たち競技ダンス部はそんな人の一歩目を踏み出すお手伝いができる部活動だと思っています。非日常な体験を日常的に味わえる競技ダンスの面白さを、一緒に共有できる友人が増えることを楽しみにしています。

草野さん、田坂さん、須佐さん、ありがとうございました!

競技ダンス部では練習会の見学・参加はいつでもOK!TwitterのDMからやり取りができます。

新しいことに挑戦してみたい人、運動は苦手だけどカッコよくダンスを踊ってみたい人、きれいな衣装を着てみたい人、どなたでも大歓迎!

興味を持った方はTwitterを是非チェックしてみてください!

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