大東文化大学では、高校生が大学での学びを実際に体験できる『課題探究プログラム』を展開しています。その一環として行われるのが、『課題探究day』。これは高校生が大学の体験授業に参加し、提示された課題に取り組んだり、グループでのディスカッションやプレゼンテーションを通して自分の考えを整理・発表したりする体験型プログラムです。
今年度は8月21日(木)と22日(金)の2日間、板橋キャンパスにて開催されました。初日の21日(木)には、多くの高校生が参加し、大学の学びの雰囲気を肌で感じながら、真剣に授業に取り組む姿が見られました。写真とともに振り返りながら、当日の様子をお伝えします。
- INDEX
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- 大東文化大学独自の課題探究プログラムとは?
- 課題探究プログラムの魅力
- 課題探究dayの様子をレポート
大東文化大学独自の課題探究プログラムとは?
高校生のみなさんに大東文化大学の授業を体験してもらうこと、また高校の課題探究型学習での学びを深め、その能力を入試でも発揮してもらうことを目的としたプログラムです。
ゼミ形式の授業や演習など、大学ならではの授業を通じて主体的に考え、意見を交わす経験を重ねることで、高校での探究活動を大学の学びへとつなげていくことができます。
課題探究プログラムの魅力
学部・学科の授業を一足先に体験できる
高校生は興味のある学科の授業に参加し、大学での学びを実際に体験できます。テーマは各学科で設定されており、専門的な内容に触れながら学べます。
探究型学習での学びを深められる
単に聞くだけの授業ではなく、自分で情報を集めたり、考えをまとめたりする時間が設けられています。グループワークやディスカッションを通して、多角的に考える力を養います。
社会で役立つスキルが学べる
授業やディスカッションの内容をポスターやプレゼンテーションにまとめ、他の参加者や教員に発表する機会があります。自分の考えを伝える力、プレゼンテーション力が身につきます。
課題論文免除などの特典を受けられる
プログラムの修了者には修了証が発行され、出願時に課題探究プログラムの修了証を提出すると、課題論文免除などの特典を受けられます。
学科によって条件が異なりますので、入試における評価や活用の詳細については最新の入試要項をチェック。
昨年度の実施学科は6学科だったのに対し、今年度は15学科に大きく拡大。
大学の学びに触れられるだけでなく、大東文化大学の入試を有利に進められる魅力的なプログラムです。
課題探究プログラムの流れや対象学科についてはこちらからチェックしてください。
課題探究dayの様子をレポート
開講されていた学科の中からいくつかピックアップしてご紹介します。
法律学科

「いじめによる暴行」を事例に、担当教員による講義・グループワークを実施。事例の内容だけでなく、より身近な状況を例に挙げた問いかけに対しても、高校生たちは真剣に考え、自分の立場に近い意見を選んで手を挙げる姿が見られました。
授業中は、ただ答えを聞くのではなく、自分の考えを整理しながら発言する様子が印象的で、教室全体が考える雰囲気に包まれていました。
国際関係学部(国際関係学科、国際文化学科)

「グローバル化のメリットとデメリット」をテーマに、参加学生たちはグループごとに情報収集やディスカッションを行いました。調べた情報やディスカッションで取り上げた内容をポスターにまとめる際には、見やすさや伝わりやすさにも工夫を凝らしていました。
発表の時間には、各グループが順番に自分たちの考えを紹介し、発表の時間になると、各グループが順番に自分たちの考えを紹介し、発表を聞く学生たちもうなずきながら耳を傾ける様子が見られ、教室全体が活発な雰囲気に包まれていました。
日本語学科

日本語の意味について様々な意見を出し合うことを通して、日本語学という学問そのものに興味を持ってもらうことを目的とした本授業。
「ことばの意味」をテーマに、教室では2つのグループに分かれ、出題された言葉の意味を全員で話し合いながら書き出していました。先生のアドバイスをきっかけに新たな視点に気づく場面もあり、教室全体が活発なグループワークの雰囲気に包まれていました。
他の学科でも、各学科さまざまな授業スタイルのもと、多くの高校生が熱心に授業に取り組んでいました。
最後に
各学科大盛況となった本プログラム。今回も多くの高校生が参加し、さまざまな授業スタイルを通じて主体的に学びに向き合う姿が印象的でした。初めて出会った仲間と意見を交わし、真剣に議論を重ねる体験は、大学での学びをより身近に感じるきっかけとなったのではないでしょうか。
これからは切磋琢磨し受験を乗り越える仲間として、そして半年後には同級生となるかもしれない仲間に出会えることもプログラムの魅力です。
今日の学びと出会いが、それぞれの進路を考える大きなきっかけとなることを願っています。
大東文化大学は、これからも受験生のみなさん応援しています!