大東文化大学の歴史大東文化大学の歴史

contents #05

スポーツ
・芸術

Sports & Art

Sports & Art 03

青春の架け橋

「青春の架け橋」は1976(昭和51)年に大東文化大学体育部の企画で、体育部10周年を記念して制作された、レスリング部の活動を記録したものです。

フィルム制作当時、大東文化大学レスリング部の活躍は特に目覚しいものでした。国内外で行われる試合で次々に勝利をおさめていたことはもちろん、ミュンヘン五輪(1972年)やモントリオール五輪(1976年)に現役学生が出場したこともあって、世間から多くの注目を集めるようになっていました。

ただ、「青春の架け橋」にはレスリングの試合風景はほとんど収められていません。このフィルムは1976(昭和51)年6月20日に来日したアメリカ・カルフォルニア州選抜レスリングチームの一行が、日本に20日間ほど滞在した際に、大東の学生たちと合宿所で共同生活を送り、国際交流の機会を持った様子を記録したものです。日米親善試合の合間には、学生たちは観光名所巡りや富士登山を楽しみました。

大東文化大学とカルフォルニア州サクラメントにあるアメリカン・リバー大学とは、昭和45年より学生選手たちの国際親善、国際性を育成することを目的に、毎年交互に学生を送りあってきました。大東文化大学の企画により招かれたアメリカの学生選手たちの、リラックスして楽しんだ雰囲気が映像からよく伝わってきます。こうした国際交流の機会は、厳しい練習を重ねてオリンピックに出場するなど飛躍的な活躍を見せていた大東レスリング選手たちの毎日に、休息のひと時をもたらしていたのかもしれません。

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