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教員養成コロキアム2020秋が開催されました!

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2020年10月24日(土)、本センター主催の「教員養成コロキアム2020秋」が開催された。

キャリア支援として毎年行われているこのイベントであるが、本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響でウェブ会議システム(Zoom)を用いて行われた。例年にない形態ではあったが、学生を中心として350人の参加者を得て、卒業生や在校生の登壇者から学び合う機会となった。

冒頭、所長の靜哲人教授が挨拶し、「正解のわかりにくい時代であり、教壇にたつ個々の教師に、前にもまして子どものための『考動力』が求められる」と述べた。

次に、本センターが行う様々なキャリア支援について、教職課程センターの仲田准教授が説明し、これらを通して、教職志望学生がつながり、共同してキャリア形成に臨んでほしいと述べた。さらに、例年実施している沖縄県名護市における特別インターンシップに参加した学生が、活動報告をおこなった。1週間にわたり、現地の学校で学校体験を行う本学独自プログラムに参加した経験の中で、仲間との支え合いや、教育現場で経験を積むことの大切さなどが語られた。

これに続いて、教職に就いている4名の卒業生と、教育実習を終えたばかりの2名の在学生が登壇者となり、教職課程センターの渡辺教授による司会で、トークセッションがなされた。一人で抱え込まずに助けを求める大切さ、生徒と一緒に本気になって活動することの意味などに触れ、教職の大変さとやりがいがリアルに語られた。また、教育実習や教員採用試験に向けて、早くから準備を始めることが大切であると多くの登壇者から指摘があった。試験勉強だけでなく、大学の授業の意味について現場で気づくこともあるとも語られ、大学の先生方から多くを学び取ってほしいという発言もあった。

この後は、各教科に分かれて分科会が行われ、教科の指導や、教材研究の在り方などについて議論がなされた。様々な現場での活動が制限されている今年度の状況下にあって、具体的な先輩方の話を聞いたことはそれ自体が貴重であり、参加者が自分の夢に向けて進むきっかけとなる会であった。

参加者の感想から

  • 「実際に教育実習や現場での話を聞けて、これからのことが具体的に想像出来ました。
    不安が募った部分もありましたが、その分頑張ろうと思う事ができました。有意義な時間でした。ありがとうございました。」(全体会)       
  • 「学校現場に行けずに教育実習などの不安もあったなかで、この様なお話を聞ける機会があってよかったと思う。」(全体会)
  • 「国語という分野を扱ううえで、現代の生徒が抱える問題が分かって、自分がどういったことを意識して勉強していけばいいのか気づけました。」(国語分科会)
  • 「英語力をあげることが自信につながり、それが指導にも必要なことだと感じました。」(英語分科会)
  • 「社会科の授業作りのことなど聞けて良かった。暗記科目から抜け出せるよう自分自身精進したい」(社会科分科会)
  • 「生のお話を聞けて、身近に感じられたのと同時に、具体的な対策を聞くことができて良かったです。」(保健体育分科会)