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教員養成コロキアム2018秋が開催されました!

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教職課程センターが「教員養成コロキアム2018秋」を開催した。特別インターンシップの報告が行われたほか、卒業生と現役生による参加型分科会が持たれ、参加学生が教育観や教職への意識を深めた。

第1部:全体会

「教員養成コロキアム2018秋」(教職課程センター主催)が2018年11月10日(土)に板橋校舎で開催された。約300人の学生・教職員らが参加し、活発な議論と交流を行った。


第1部では、まず、教職課程センター所長の靜哲人教授が挨拶した。「決められた形で教えるだけなら人工知能(AI)でもできる。教育の専門家としての高いスキルと知見を持って、目の前の子どもたちにとってベストな指導を柔軟に創造できる教師になってほしい。求められるのは、人間としての知性、ヒューマン・インテリジェンス(HI)である」とメッセージを送った。これに続き、2018年2月、沖縄県名護市で行われた「特別インターンシップ」の報告がなされた。特別インターンシップとは、ホームステイをしながら地域文化を学びつつ、学校現場で短期集中の教職体験を行うという本学の独自プログラムである。これに参加した4年生5人が登壇し、現地の子ども・地域・教師との交流を通して学んだことを報告し、この事業に参加する意味を後輩に熱く語った。

第2部:参加型分科会

第2部では、本学で取得できる免許の多様性を反映して、国語・社会・英語・保健体育・小学校の5部会による参加型分科会が行われた。それぞれの部会では、現職教員として活躍する本学卒業生や、働きながら教員採用試験に挑戦する本学卒業生、そして現役4年生が登壇し、学校現場の実情や教師としての生活、教員採用試験に向けた努力を語った。また、教職課程を担当する本学教員がコーディネーターとなり、教育活動の楽しさや難しさ、各免許種の専門性などについて、フロアからの質問も交えて議論を深めた。参加学生からは「教採合格のために働きながら努力されている姿を見て、自分自身のスイッチが入ったように感じました」、「大学の授業で習う以外の、現場の先生が持つ考えにも触れられて、色々な価値観を考えるきっかけになりました」などの感想が語られ、各自が教職への意識や教育観を深める機会となった。

「教員養成コロキアム」 とは、本学教職課程センター主催のイベント。コロキアムとは、ラテン語の「コル」(一緒に)と「ロキアム」(話す)に語源を持つ単語で、「人と人との対話を大切にする学びの場」を意味する。キャリア支援イベントや教養イベントを実施し、今回で通算4回目。