突然ですが皆さん!「世界遺産検定」を知っていますか?
世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定。つまり、歴史・地理・文化・宗教・時事問題の教養も深まること間違いなしの検定なのです!
今回は大東文化大学初の快挙!世界遺産検定の最高峰「マイスター」に認定された、国際関係学部 国際関係学科 3年 古島優司さんに世界遺産検定取得のきっかけ・魅力/行ってみたい世界遺産Best5などをインタビューしてきました。
なかなか旅行に行けないご時世ですが、ぜひこの記事で皆さんの行きたい世界遺産を見つけてみてくださいね♪
世界遺産検定を取得しようと思ったきっかけを教えてください!
元々地理や歴史などが得意だったので、大学1年次に国際関係学部のキャリア支援科目※である世界遺産検定講座を履修していました。この講座をきっかけに世界遺産について興味を持ち始め、1年次の前期に3級、後期には2級を取得しました。
1年後期には世界遺産特論というディスカッションが中心の講義を履修していたのですが、そこで担当教員の山口利光先生(世界遺産検定マイスター)に1級の取得を勧めていただき、2年次の12月に1級を取得、3年次の7月にマイスターに認定されました。
きっかけとなった講座はとても人気があり、大東文化大学では世界遺産検定3級を持っている学生がたくさんいます!
※キャリア支援科目とは、就職活動に必要な知識、能力をみにつけるための科目です。
資格取得にあたり、大変だったことなどはありますか?
検定を取得していく中で1番大変だったことは、1級の勉強でした。
世界遺産検定は級ごとに世界遺産の出題範囲が増えていきます。3級は100件、2級は300件、1級の範囲は全世界遺産1121件(当時)で、遺産の内容まで全てを覚えることには本当に苦労しました…。
特にヨーロッパは歴史も長く、世界遺産全体の内、4割はヨーロッパの遺産というくらいです。カタカナ言葉は馴染みもなく覚えることが大変でしたが、アジアの世界遺産など自分の覚えやすかったり得意な範囲を見つけて勉強をしていきました。
また、マイスターは論述式の試験だったため、どのように勉強すればいいのかとても悩みましたが、世界遺産講座・世界遺産特論 担当教員の山口利光先生に自作の資料をいただいたり、SNSを活用して実際にマイスター認定された方に勉強のコツなどを教えていただき、無事合格に繋げることができました。
行ってみたい世界遺産ランキングを教えてください!
第5位:白川郷・五箇山の合掌造り集落(日本)
岐阜県と富山県にある、白川郷・五箇山の合掌造り集落。
日本特有の家の構造や日本らしい街並みを実際に行って見てみたいです!
特に冬は雪が積もり、合掌造りからの灯りで輝くキレイな夜景を見ることができると思います。
第4位:ペトラ遺跡(ヨルダン)
ペトラ遺跡の存在は世界遺産検定の勉強を通じて知りました。
高さ43メートルのエル・カズネと呼ばれる岩壁を彫刻して作られた巨大な建造物は、写真から見ても圧倒されるほど!
中東と聞くと治安が悪いのではないかと思われる方もいると思いますが、世界遺産のある地域は観光用に整備されてることが多く治安も良いことが多いですよ。
第3位:セレンゲティ国立公園(タンザニア)
アフリカゾウやライオンなどの哺乳類が地球上で最も多く生息するセレンゲティ国立公園。
日常ではなかなか触れ合えない動物に間近で会えます!
アフリカの衛生環境を心配される方も少なくないと思いますが、このサバンナの近くには観光客用のログハウスや施設も整っていてとても訪れやすい場所だと思いますよ。
第2位:エアーズ・ロック(オーストラリア)
世界で二番目に大きい一枚岩でできたアボリジニの聖地!別名は、ウルル、カタ・ジュタ国立公園と言います。
アボリジニのアナング族の人々にとって聖地とされていたエアーズ・ロックですが、アナング族は以前から登山禁止を訴えていました。
その主張がようやく通り、2019年で入山禁止となりましたが、夕陽を受けて赤く染まった光景は遠くからでも充分の見ごたえだと思います!
第1位:グランドキャニオン国立公園(アメリカ)
写真で見ても分かるくらいの絶景、グランドキャニオン。ラスベガスから「グランドキャニオン鉄道」という列車がでているそうです!
地層の最下層は約20億年前にもなる広大な峡谷のある国立公園で、一度はその迫力のある景色を見に行ってみたいです。
あと、世界遺産ではないのですが同じくアメリカにあるモニュメントバレーというところも、グランドキャニオンと似ていてアメリカに訪れたらぜひ行ってみたいと思っています!
ズバリ!世界遺産検定の魅力を教えてください!
世界遺産検定の習得は観光業やマスコミ業などへ就職活動を考えている人にとって、強みとなる資格だと思います!
自分自身は通関業で活躍していきたいので、この資格が自分の就きたい職種で役立ったり、就職活動などで有利になるのかは分からないのですが「努力の過程」が就職活動においてアピール材料となればいいなと思っています。
あとは今後、様々な国へ旅行に行きたいと思っているので、この経験で得た知識を持って世界の色々なところを訪れることが楽しみです。
また、この資格は旅行好きの方に本当にオススメです!歴史・地理・文化・宗教・時事問題の勉強のきっかけにもなりますし、知識を持って様々な国に訪れることでより深い見方や理解ができると思いますよ。
大東文化大学では、世界遺産検定以外にも様々な資格を取得できる環境が整っています。
興味のある方はぜひ、大東文化大学で資格取得を目指してほしいと思います!
古島さん、ありがとうございました!