大東文化大学の特長のひとつに、高い就職率があります。キャリアセンターでは、学生の就職や自己実現をさまざまな方法でサポートしており、『DAITOキャリアプロジェクト(通称:キャリプロ)』もそのひとつです。
本記事では、2025年度のキャリプロを詳しくレポートします。
キャリプロとは
キャリプロとは、キャリアセンターと協力企業とがみなさんのために用意した「将来とちょっと真面目に向き合う学生のための学び場」。就職活動や卒業後のキャリアに活きる経験を積めます。
ある調査(※)では、「大学生活に後悔が残る」と感じる学生は約65%にも上ることが明らかに……。そこでキャリアセンターでは、月に数時間を自分に投資するだけで充実した大学生活のきっかけを掴めるキャリプロを立ち上げました。
「大学生活を有意義に過ごしたい」「将来やりたいことが漠然としている」。キャリプロは、そんな学生にピッタリのプロジェクトです。
※Original Point株式会社 大学生意識調査
2025年度のキャリプロは「ベルクのアイスの新商品開発」
2025年度のキャリプロには、関東1都6県にスーパーマーケットを展開する『株式会社ベルク』が協力してくれました。
同社が用意した課題は、「ベルクで販売するアイスクリームの新商品を開発する」というもの。学生たちはグループで新商品の企画を練り、プレゼンに臨みました。そして、白熱のコンペを勝ち抜いたグループが提案したアイスクリームは、なんと実際に商品化されて店頭で販売されます。
本記事では、商品化に向けた打ち合わせの様子をお届けします。
2025年7月12日(土)に開催された、前期成果発表会の様子はこちらから!
第3回試作の試食会の様子
この日行われたのは、新商品アイスクリームの試食会。3回目となる試作品を前回の試作品と食べ比べながら、味や香り、見た目のバランスを最終決定する重要な打ち合わせでした。
3回目の試作品は、2回目よりもリッチな原材料を使ってつくられているそう。原材料の割合を少し変えるだけで味が大きく変わることや、原価の上限や製造の観点での制限などについて詳しく説明を受け、商品づくりへの理解を深めながら検討を進めます。
ベルクの方々は、3回目の試作品を評価。しかし、学生たちは悩んだ末に2回目の試作品をベースに、味わいや香りを細かく調整することを決めます。
企画にあたって最初に決めたコンセプトに何度も立ち返りながら、企業側と意見が異なっても、自分たちが目指す味を熱心に伝えていました。
学生たちの熱意に応え、ベルク側から「ぜひ一度工場見学をしてみては?」との提案が。
学びの機会がさらに広がる予感!
なお、学生たちが企画した新商品「女子高生が部活後に友達と一緒に食べたいアイスクリーム」は、2026年春頃をめどに販売予定! 具体的なフレーバーなどは販売してからのお楽しみ。学生の想いがこもったアイスクリームを、ぜひ店頭で手にとってみてください。
株式会社ベルク ご担当者さまインタビュー
2025年度のキャリプロに協力してくれた株式会社ベルクのご担当者さまに、学生たちへの印象や課題の狙いなどを伺いました。
今回、『キャリプロ』への協力を決めた理由を教えてください。
埼玉県に本社をもつ当社には、実は200名以上の大東文化大学の卒業生が在籍しています。「ベルク愛」にあふれる従業員ばかりで、部長以上のポジションで活躍している方も多数。当社を牽引する人材を多く輩出してくれている大学なので、ぜひ協力させていただきたいと考えました。
学生たちの企画を見た感想はいかがでしたか?
アイディアの豊富さ、斬新さに感動しました! 企画立案にあたってのリサーチやプレゼンを含め、私たちの期待をはるかに超えるクオリティだったと感じています。
その中から商品化する1つを選ぶのはとても難しかったのですが、最終的には「ベルクで販売する」という条件に最も合致したグループの企画を採用させてもらいました。
学生たちへの印象をお聞かせください。
なんといっても「成長への熱意」が素晴らしかったですね。残念ながら企画が採用されなかったグループのみなさんも、コンペ終了後に「どうして入賞できなかったのか、後学のために教えてほしい」と連絡をくれたんですよ。
そんな学生のみなさんの姿勢を見て、私たちもプログラムを調整することに。当初は、企画だけ出してだけもらって、それをベースに私たちで商品を完成させる予定だったんです。しかし、「想いを形にするところまで経験してほしい」と考え、味の調整はもちろん、ネーミングやパッケージデザインまでまるっと体験してもらうことにしました。
今回の課題をとおして、学生にどのように成長してほしいですか?
「小売業」というと「販売」のイメージが強いかと思いますが、裏側には商品開発をはじめとしたさまざまな仕事があります。これはどんな業界にもいえることですが、一般消費者の立場からは見えにくい仕事があるもの。今回の課題をとおして、企業、そして社会の成り立ちへの理解を深めてもらえたらうれしいですね。
そして何より、自分がつくった商品が店頭に並び、お客さんが購入してくれる喜びを実際に味わってもらえたら! 大学生のうちにそんな経験ができるのが、キャリプロの醍醐味だと思うので。
参加してくれた学生さん一人ひとりが、私たちとの取り組みの中で、将来につながる経験を積んでもらえていたらうれしいです。
参加学生インタビュー
コンペを勝ち抜き、見事に企画が採用されたグループの学生たちにもインタビュー。課題への取り組み方や、キャリプロに参加したことで自身にどのような変化があったかなどを聞きました。
キャリプロに参加した理由を教えてください。
・高校生のときに人前で話をする機会がありましたが、納得のいくパフォーマンスができず、悔しい思いをしました。その経験から、プレゼン力を伸ばしたいと考えて参加しました。
・受験で思いどおりの結果が出ず、その焦りから「自分に自信をつけられる経験がしたい」と考え、キャリプロに参加しました。具体的には、就活に向けて言語化能力やプレゼン力など身につけたいと考えていました。
今回の課題(新商品の企画)に取り組むにあたり、どのような準備を行いましたか?
・売場の現地調査を含めたアイスクリーム市場を分析したり、顧客ターゲット(女子高生)への理解を深めたりしました。プレゼンでは根拠のあるデータの提示が必要と考え、ターゲットに近い年齢層の方々にアンケート調査も行っています。
企画が採用され、商品化が決まったときの心境をお聞かせください。
ベルクの方々とのやりとりの中で、どのような気づきや学びがありましたか?
・商品開発には想像以上にさまざまな制限があることを知り、その中で納得できるものをつくる難しさを学びました。
・ベルクの担当者の方々が、私たちの話を一つひとつ丁寧に拾って下さったのが印象的でした。その姿勢を見て、企画はただアイディアを出すだけでなく、相手の言葉を聞き、本質を掴む力が大切なのだと学びました。
現段階で、キャリプロに参加したことでご自身にどのような変化や成長を感じていますか?
・プレゼン力に加え、メンバーの長所や短所を見つけ、それをふまえて協力し合う力も身についたと感じています。
・以前は、自分の考えや意見を人に伝えることに苦手意識がありました。でも、キャリプロで仲間やベルクの方々と議論を重ねていくうちに、積極性や推進力を養えたと感じています。またグループワークをする中で、自分の弱さやできないことを認め、周りの人に相談できるようになりました。
・一番の変化は、自分の意見を伝えることが以前より怖くなくなったことです。参加したばかりの頃は、「間違っていたらどうしよう」と不安で、発信するのに勇気が必要でした。でも、自分の意見をメンバーに受け止めてもらう経験を重ねるうちに、少しずつ自信が生まれました。
キャリプロへの参加を検討している在学生、来年度入学してくる新入生へメッセージを!
・キャリプロは、自分を成長させられるとても貴重な場所だと思います。ぜひ参加して、自分の価値や強みを見つける、またはつくるきっかけをつかんでほしいです!
・キャリプロに参加する際は、事前に「こういう力を伸ばしたい」という目標を立てて、その達成のためにどう動くべきか試行錯誤することをおすすめします。主体性をもって取り組めば、確かな成長につながるはずです。
大東文化大学のキャリア支援はほかにもたくさん
大東文化大学キャリアセンターでは、大規模な学内企業説明会(2024年は269社が参加)を毎年開催しているほか、各種就活講座や面接練習会、業界セミナー、Uターン就職ガイダンスなど、さまざまなサポートを用意しています。国家資格をもつカウンセラーが個別就職相談も受け付けているので、まずは気軽に相談したいという方も安心です。
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