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法学検定試験 合格体験記

DAITO
VOICE

法学部 法律学科

在学生

法学検定試験スタンダードコースを受験した理由

私が、今回、法学検定試験スタンダードコースを受験した理由は、1・2年生で教わった教科の知識がしっかりと身についているのかを確認したかったからです。
これは、法律学だけでなくすべての科目に共通することですが、大学は高校と異なり、自分が今全国でどの立ち位置にいるのかを確認する模試のような制度は少ないのが現状です。ですから、数少ない模試である法学検定試験は私にとって、貴重な資格試験でした。
しかし、スタンダードコースは、1つ下のベーシックコースと異なり問題数も多い上に、応用問題が数題出題されますので決して簡単ではないというのは言うまでもありません。その為、私はただ過去問を解くだけでは、応用問題に対応できないと考えたので、日頃の授業のノートまとめ、判例百選等の読み込みを徹底的に行いました。そのような作業を地道に行っていますと、自然と頭に定着していましたし、過去問を解く際も比較的スムーズに答えることができ、応用問題もほぼ間違えることはありませんでした。
もっとも、中にはバイトや部活、サークル等でノートまとめをする時間がとれない人が多いのが現状だと思います。ですから、ほとんどの方は試験当日の2ヶ月前から過去問を解き初め、1週間で過去問を1周、できれば2周することをおすすめします。そうしますと、自然と自分が理解できていない箇所が分かるはずです。
私は、過去問で教科書を読んでも分からない問題は、本学の先生方に質問をし、その場で疑問点を解消していました。本学の先生方は、非常に親身になって相談にのってくださり、授業とは関係がないのにもかかわらず、協力してくださったので非常に助かりました。その甲斐あってか、無事に合格することができましたし、ついでにエクセレントの称号もいただきました。皆さんも、ぜひ勇気を出して質問することをおすすめします。
最後に、スタンダードコースを合格するメリットを述べておこうと思います。これをいってしまうと、身も蓋もないかもしれませんが、合格したからといって即座に企業から内定がもらえるといったようなことはありません。ですが、他大学の多くは、団体受験を実施しているところもあり、例年合格者を多数輩出しています。その大学生達と、いわば我々は就活でライバルとなるわけですが、就活の時点で本資格を持っていると持っていないのとでは、前者の方が企業にとって印象は良いでしょう。ですから、少しでも差は詰めておいた方が望ましいといえます。
また、少々厳しいことを言うようですが、司法試験といった難関資格を目指している方は、スタンダードコースは当たり前に解けるようになっておかなければならないと思います。なぜかと申しますと、難関資格の短答問題はスタンダードコースよりも圧倒的に難しく、当該コースのレベルが難しいという状態であれば、到底太刀打ちできないからです。やはり、難関資格を狙っている方はスタンダードコースを当たり前に合格するようになっていることが望ましいでしょう。
私からは以上になりますが、この投稿を見て1人でも多くの方が参考になったのであれば、それほどうれしいことはありません。長文になりましたが、皆さまの合格をお祈りしております。