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2021年12月30日

スポーツ陸上競技部

富士山女子駅伝「全員で勝ち取った」4年連続準優勝

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2021年富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)が静岡県富士市・富士宮市で12月30日に行われ、9年連続9回目出場の本学は4年連続の総合2位の成績だった。


本大会の出場は24チームで、コースは富士山本宮浅間大社前をスタートし、富士総合運動公園陸上競技場までの全長43.4kmを7区間で争った。

 

1区には、2年連続で起用となる今井彩月選手(スポーツ科3年)。1区は距離は短いものの、20mの上り下りがある4.1kmの区間。1km地点で谷本七星選手(名城大学)がじわじわとスピードを上げレースが動き始める。今井選手は中位グループを引っ張り、トップ差28秒・8位で2区の藤原唯奈選手(同1年)に襷を繋ぐ。

 

2区から4区は全日本で同じく2区から4区を走った1年生が今回も襷を繋ぐ形で臨む。
2区は下り坂の続く6.8kmのスピード区間。初挑戦となる藤原選手は「底力を見せる」という意気込み通り、中盤は苦しさをにじませ区間12位の走りとなったが9位で3区への襷を引き継いだ。
3.3kmの最短区間3区を走るのは四元桃奈選手(同1年)。区間記録を持つ他大学選手も走る中、区間13位の走りでトップ差1分13秒の11位で第3中継所へ。エースへ繋ぐ4区は鈴木日菜子選手(同1年)。4.4kmで細かいアップダウンのあるコースでやや苦しい区間15位の走りとなり、トップ差2分24秒・13位で5区の主将の鈴木優花選手(同4年)へと襷を繋ぐ。

 

5区は最長10.5kmのエース区間。鈴木選手は、注目のランナー不破聖衣来選手(拓殖大学)と並走し、1km3分のペースで各校をごぼう抜きする攻めの走りをみせる。3kmを過ぎた地点で不破選手に引き離される。大学駅伝ラストランとなる鈴木選手は5区で順位を10位上げ、区間記録を塗り替える区間2位の走りで3位に浮上、トップ差1分59秒の3位で6区の蟹江きりの選手(同1年)へ繋いだ。6区はフラットな道が続く直線6.0km。蟹江選手は安定した区間4位の走りで順位をキープし、トップ差2分24秒の3位で7区アンカーの山賀瑞穂選手(同3年)に襷を託した。

 

最終7区は、女子の全国規模の大会では他に類を見ない過酷な区間。8.3kmの内、3km地点からゴールまで高低差は169m、ビル47階の高さを上っていく。7区2回目の挑戦となる山賀選手は前半、前を走る伊井萌佑子選手(拓殖大学)の背中を捉え、坂に入る3kmを過ぎた地点で2位に浮上。そのまま腕を横に振る走りで坂をぐいぐいと駆け登る。懸命の走りでトラックに入り、後続が半周差で迫るも区間3位の力走で逃げ切り、本学は総合タイム2時間25分22秒の準優勝でゴールテープを切った。

 

「全員で勝ち取った2位なので悔いはない」(鈴木選手)、1年生ルーキーの活躍も目立ち、チームとしても大きく成長した今シーズン。これからもより高みを目指して選手たちは躍動する。

大会結果

準優勝 2時間25分22秒

個人記録

◆5区区間新記録 鈴木優花選手 33分07秒

攻めの走りをみせる5区・鈴木選手(左) 写真提供:月刊陸上競技 攻めの走りをみせる5区・鈴木選手(左) 写真提供:月刊陸上競技

5区・鈴木選手(左)から3位で6区・蟹江選手(右)に襷を繋ぐ 写真提供:月刊陸上競技 5区・鈴木選手(左)から3位で6区・蟹江選手(右)に襷を繋ぐ 写真提供:月刊陸上競技

準優勝のVサインでゴールテープを切る7区・山賀選手 写真提供:月刊陸上競技 準優勝のVサインでゴールテープを切る7区・山賀選手 写真提供:月刊陸上競技

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