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10区で逆転、5大会ぶりのシード権を獲得
第90回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が1月2日・3日、東京・大手町から箱根・芦ノ湖の往復217.9kmのコースで行われ、本学は総合10位、11時間14分43秒のタイムでゴールし、10位以内に与えられるシード権を獲得した。
1月2日の往路は、1区に市田宏選手(スポーツ科学科3年)、2区・市田孝選手(同3年)、3区・植木章文選手(社会経済学科3年)、4区・池田紀保選手(スポーツ科学科3年)、5区・片川準二選手(国際関係学科4年)の布陣で臨んだ。
昨年に続き、1区を任された市田宏選手は、粘り強い走りで先頭集団に食らいつきトップと1分25秒差のチーム記録の区間8位。花の2区を任された市田孝選手は、抜きつ抜かれつのレースの中、順位を落とさず8位で襷をつないだ。続く3区・植木選手は力走を見せるが、混戦の中、わずかに遅れ12位で池田選手が待つ中継所へ。4区の池田選手はチーム記録の区間9位の走りを見せ、9位で5区の副キャプテン・片川選手にリレー。片川選手は4年間の思いを込めた走りで箱根路を駆け上がり、チーム記録の区間7位の力走で8位に浮上。5時間36分31秒、トップ差9分18秒・8位で往路のゴールテープを切った。(チーム記録は現在の区間になって以降のもの)。
1月3日の復路は、6・7・8・9区の区間エントリー変更により、6区・大崎翔也選手(環境創造学科4年)、7区・上田祐貴選手(現代経済学科3年)、8区・吉川修平選手(企業システム4年)、9区・大隅裕介選手(経営学科2年)、10区・大西亮選手(スポーツ科学科4年)の4年生中心の布陣で臨んだ。
トップの東洋大学から9分18秒差の8位でスタートした6区・大崎選手は、9位で襷をリレー。7区・上田選手は11位に後退するもわずかな差で8区へつないだ。続く8区・吉川選手はキャプテンとして4年間の集大成となる区間4位の走りをみせ、11位から4人を抜きチームをシード権内の7位に浮上させる襷リレー。9区・大隅選手は集団に食らいつくが、一歩及ばす11位に後退。10区のアンカー大西選手はシード圏内まで50秒差で襷を受け継ぐと、4年生として意地の走りで10位の法政大学を抜き去り、東京・大手町にゴール。復路成績は5時間38分12秒・16位だったが、往路・復路合計タイムでは11時間14分43秒・トップ差21分32秒、総合10位となり5大会ぶりとなるシード権を獲得、「出雲駅伝」の出場権も得た。
沿道に駆けつけてくださった皆さま、テレビ・ラジオを通じてご声援くださった皆さまに、心よりお礼申し上げます。
奈良修監督の話
42人の陸上長距離部員が2日間一つになって箱根駅伝を戦いながらも楽しむことができた。4年生がチームを引っ張ってくれた結果、シード権を獲得できたことは嬉しいが、これからも練習を重ね、優勝しなければいけないチームとして「強い大東」を復活させたい。
吉川修平主将の話
ハラハラさせる場面が多くなってしまったが、2年間チームが箱根に出場できなかったことやシード落ちの悔しさを晴らすことができ、ほっとしている。シード権獲得で満足するチームではないので、これをきっかけに上位進出、優勝を狙えるチームにしていきたい。
大西亮選手の話
自分は、追いかけられて「守りの走り」をするよりも「攻めの走り」をする方が得意なので、「自分が決めてやる」という強い気持ちで襷を受け継いだ。沿道で「大東復活」と声をかけてもらい、とても力になった。後輩には出雲駅伝はじめ頑張ってほしい。
- 2区を力走する市田孝選手
- 8区・区間4位の吉川キャプテン
- 1区市田宏選手
- 3区植木選手
- 5区片川選手
- 6区大崎選手