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学部長からのごあいさつ

外国語学部長 山口 直人

大東文化大学外国語学部は中国語学科、英語学科、日本語学科の3つの学科があります。外国語学部で3学科というのは、あるいは少ないと思われるかもしれませんが、各学科の中身をくわしく見ると、なかなか多様性のある構成になっています。

 

中国語学科は2年生から「中国語・社会(ビジネス)コース」と「中国語・言語(通訳翻訳)コース」の2つのコースに分かれて勉強を進めます。英語学科は「英語コース」と「ヨーロッパ2言語コース」に分かれ、「ヨーロッパ2言語コース」はさらに「英独系」と「英仏系」に分かれて学びます。日本語学科は「外国語」としての観点から日本語を学ぶわけですが、英語は必修であり、選択言語として中国語やドイツ語、フランス語といった外国語を学びます。

 

大学の根本的な考え方のことを「大学の理念」といいます。大東文化大学の理念は「多文化共生を目指す新しい価値の不断の創造」です。外国語を学ぶことは異なる文化をつなぐ架け橋となることであるといえるでしょう。ですから、みなさんが外国語学部で学ぶことによって、みなさんの一人ひとりが自分なりの新しい価値を見いだし、それによって異なる文化をお互いに認め合い、お互いに高めあえる社会の一員となられることを願っています。在学中に習得した外国語能力や日本語分析能力をもって、みなさんが社会で活躍されることを期待しています。また、たとえ仕事で外国語を使わなくても、みなさんが外国語学部で学んだことによって、みなさんの人生を豊かにすることができればいいなと思います。

 

現代は人工知能(AI)の発達が著しい時代です。人工知能の発達は、わたしたち外国語学部にとってあるいは脅威となるかもしれません。スマートフォンの外国語翻訳能力がますます高くなってきています。4年間頑張って勉強しても、スマホに負けるかもしれない時代がすぐそこまで来ているということです。

 

機械に負けない外国語能力とはどういうものか?また、それを身につけるにはどうすればよいか?ということを、教える側も学ぶ側も、これからはしっかり考えながら進んでいく必要があります。

 

みなさん、一緒にがんばりましょう!