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留学疑似体験-平成29年度大東文化大学主催グローバルキャンプ埼玉行う

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 きれいな青空に湧き上がる入道雲の下、埼玉県内に住む中学生1名、高校生8名、大学生14名、社会人2名が、8月4日から4泊5日の日程で大東文化大学主催グローバルキャンプ埼玉に参加した。平成26年に埼玉県が留学疑似体験型キャンプとして英語キャンプを開催した。その翌年、埼玉県は開催団体を公募し、本学は県の審査及び採択を経て、埼玉県グローバルキャンプ埼玉助成事業との英語キャンプを開催した。今回、本学主催キャンプとして3回目の英語キャンプを迎えた。

 本学主催グローバルキャンプ埼玉は東松山キャンパス(埼玉県東松山市)を舞台に、教室は平成27年に竣工した2号館、宿泊は平成25年に竣工した5号館Mロッジを利用した。いずれの施設も竣工から数年のため、快適な空間と環境を提供している。本キャンプは産学官連携事業として、埼玉県、株式会社アルク、大東文化大学の共同運営で企画し、株式会社アルクによるネイティブ講師3名が英語プレゼンテーション技術の向上をテーマに集中講義を展開した。この他に特別講義として、ロナルド・スチュワート広島県立大学教授が『はだしのゲン』を題材に日本のマンガとアニメについて、ジェームス・マクロスティー経営学科准教授がカナダとアメリカの同異性について、各専門の強みを生かした多彩な授業を提供した。さらに、国際交流センター所長でTOEIC®935点及び英検1級保持者でもある岡本信広国際関係学科教授(現代中国経済)から英語学習の秘訣とヒントをテーマに参加者の学習意欲を大いに鼓舞する授業を行った。そして米山聖子英語学科教授が夕食後2時間、4日間連続の英語フォローアップセミナーを担当した。 この結果、参加者全員が朝9時から夜9時までまさに英語漬けキャンプを体感した。

 キャンプ最終日、英語フォローアップセミナーを担当した米山聖子英語学科教授を迎え、専門とする英語音声学を中心にオハイオ州立大学大学院への留学生活を織り交ぜながら特別講演を行った。講演の中で、自身の留学経験に基づき、海外留学は挑戦と乗り越えるだけの意義があることを伝えた。引き続き、3クラスから選出された代表者9名が英語によるプレゼンテーションが披露され、会場から大きな労いの拍手が送られた。夏季休暇を取得し、本キャンプに参加した手塚大二郎さん(私立大学事務職員)からキャンプ後、「あれから4ヶ月も過ぎ、とても有意義な5日間を過ごすことができ、今でもあの日の酷暑のように燃えるような強い思い出が残っています」と熱いメッセージが届いた。その手塚大二郎さんは、その後も日々の自己研鑽を継続し、とりわけTOEIC®でも自己ベストを更新すべく努力を重ねているという。

 このキャンプでは、ティーチィングアシスタントとして、本学大学院外国語学研究科英語学専攻のRavi Maharjanさん、同専攻のBijaya Thapaさん、交換留学生のWeafer Imogenさん(ニューイングランド大学/オーストラリア)が参加した。さらに、インターンシップ学生として、蛸嶋亮介さん(英語学科3年)、西山佳佑さん(英語学科3年)、松本健さん(英語学科3年)、竹井美稀(英語学科3年)さんが全面協力した。その西山佳佑さんと竹井美稀さんは本学主催英語スピーチコンテストに応募し、見事、本選出場を果たした。そして蛸嶋亮介さんと松本健さんは協定校派遣留学選考試験を突破し、実際の海外留学に向け準備を開始した。