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特別な経験はいらない。自身の歩みを丁寧に掘り下げれば進むべき道が見えてくる/内定者インタビュー

#法学部#就職・キャリア

就活に対して不安を抱えている大東生は非常に多いはず。そんなみなさんにとって貴重な道しるべとなるのが、就活を成功させた先輩たちのリアルな経験談ではないでしょうか?

今回インタビューに答えてくれたのは、新宿区役所への就職が決まった天野心晴さん。天野さんが実際に取り組んだことから経験をふまえたアドバイスまで、就活のヒントがたくさんつまったお話を聞かせてくれました。[

プロフィール

法学部 法律学科 4年

天野 心晴(あまの こはる)さん

新宿区役所 内定

天野さんの就職活動スケジュール

2023年秋

大学の公務員説明会に参加。秋頃から公務員講座を受講しはじめる。

2024年春〜

公務員講座が本格化。試験に向けた勉強や自己分析に取り組む。

民間企業の合同説明会にも参加。

2025年春〜

4月から試験がスタート。筆記試験、面接に臨む。

2025年8月

新宿区役所に内定!

公務員(区役所職員)を目指したきっかけを教えてください。

実は、きっかけは「やりたいことがなかったこと」なんです。将来に向けた準備を始めなければという焦りはあるけれど、当時の私は自分がなにをしたいかがわからなくて……。

そんなときに大学で公務員を目指す学生向けの説明会があり、もともと親や親戚から公務員を勧められていたこともあって、参加することに。準備をしておくに越したことはないと考え、公務員講座の受講も決めました。

ちなみに、公務員を目指すことを明確に決めたのは3年生になってからです。友人と一緒に民間企業の合同説明会に参加したものの、やはり惹かれる企業は見つからず。講座を受ける中で徐々に公務員という選択肢に気持ちが傾いていたこともあって、「公務員を目指そう」と決意を固めました。

公務員の仕事のどんなところに惹かれたのでしょうか?

遠くない将来に高確率で起こるといわれている首都直下地震をはじめ、さまざまな災害への対策、対応に携われる点が魅力でした。

2011年に東日本大震災が発生した際、私は小学生で、ひとりで学校のトイレにいました。地元は山梨県だったので命を脅かされるレベルの被災ではありませんでしたが、周りに誰もいないときに大きな揺れがあり、とても怖かったことを覚えています。そんな経験から、有事の際に恐怖や不安を感じている人たちの支えになりたいと考えたんです。

新宿区役所の選考を受けたのはなぜですか?

特別区職員(東京23区の区役所に勤める地方公務員)の選考では、まず採用試験(筆記試験)を受けます。合格すると、受験者の希望や試験結果に基づいて、区のほうから面接の案内があるんです。私の場合は新宿区から案内が届き、せっかくご縁をいただけたので、面接を受けることにしました。

面接にあたって新宿区内を歩いてみると、外国人の方が本当にたくさんいらっしゃることを実感。外国人の方の中には、日本に来て間もない方や、日本語でのコミュニケーションに不安がある方も多いはずです。彼らはきっと、災害時には日本人よりも心細さを感じることでしょう。そんなみなさんの役に立ちたいと改めて思いました。

自己分析はどのように行いましたか?

両親や友人に私への印象を聞いたり、自分でこれまでの経験を丁寧に振り返ったりしました。また、法学部の先生から「AIもうまく活用するといいよ」とアドバイスをいただき、性格や強み、弱みなどの分析をサポートしてもらいました。

分析結果のまとめ方や伝え方については、公務員講座の先生にも指導してもらいましたよ。

就活で最も大変だったのはどんなことですか? また、どのようにモチベーションを維持しましたか?

私の場合は、試験勉強に取り組むにあたってのメンタルのコントロールが大変でした。ひとりで家にこもって勉強しているとどうしても気持ちが塞ぎこみますし、わからない問題が多いとどんどん不安が募るんですよね。特に長期休暇中は人と話す機会も減ってしまって、気分が沈みがちでした。

対処法としては、まず外に出て歩くようにしていました。それで気持ちが少し上向いたら、帰宅して趣味の料理に没頭。そうやってこまめにメンタルを回復させて、最後まで走りきりました。

就活で「やっておいてよかったこと」はなんですか?

所属している写真部に現役で区役所に勤めている先輩がいて、その方に詳しくお話を聞けたのがとてもよかったです。私の周りには公務員を目指す友人や公務員として働いている先輩が少なかったので、情報を教えてもらえたことはもちろん、就活への不安に共感してもらえたのもありがたかったですね。

就活ではキャリアセンターを活用しましたか?

面接練習でたくさん活用させてもらいました。公務員専門のアドバイザーの方だけでなく、民間企業志望の学生をおもに見ているアドバイザーの方にも担当していただいたので、「公務員試験のセオリーとは少し違った角度からの質問」に答える練習もできました。おかげで視野を広げられたと感じています。

天野さんにとって、就活はどんな経験でしたか?

私にとって就活は、「人生でいちばんがんばったこと」です。大学受験もがんばりましたが、親元にいたこともあり、家族のサポートが大きかったと思っていて。もちろん就活でも公務員講座の費用を出してもらうなど支援を受けましたが、自分で考え、行動を起こし、自力で走りきったという感覚があります。私はもともと自己肯定感が低めなタイプなのですが、就活をがんばり抜いたことで、自分に自信がつきました。

就職後にやりたいことを教えてください。

大きなことを成し遂げたいという思いはまったくなくて、目の前のお一人おひとりの力になることに集中したいです。自分にできることを最大限やって、ひとりでも多くの方の助けになれたらと考えています。

あとは、仕事だけに忙殺されず、プライベートもきちんと充実させたいです。

最後に、これから就活に挑む後輩のみなさんにメッセージを!

やりたいことが見つからない、自己分析がうまくできないと悩んだときは、自分の経験を丁寧に掘り下げてみるのがおすすめです。私の場合は、幼い頃の体験からやりたいことが見つかりました。就活には、必ずしも珍しい経験や秀でた実績は必要ではないと思っています。ぜひ自分とじっくり向き合って、ヒントを探ってください。

天野さん、ありがとうございました!

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