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学部長からのごあいさつ

経営学部長 佐藤史子

本学は2023年に創立100周年を迎えましたが、その中において経営学部は比較的若い学部です。経済学部経営学科を前身として世紀転換期に生まれ変わって以来、大きな時代の流れとともに進化してまいりました。2000年度の創設時には経営学科・企業システム学科の2学科を擁しておりましたが、大幅な組織改革を経て、2016年度より現行の経営学科1学科体制となり、2年次以降の学生を対象に「経営」・「会計」・「マーケティング」・「知識情報マネジメント」の4コースが設けられました。その後、情報通信技術の進歩によりもたらされる利点と課題へのより深い探求を目的として一部改組を行い、2021年度に「知識情報マネジメント」コースを「知識情報」コースへ名称変更いたしました。4コースの学問内容はすべて企業経営において重要なものですが、それらへのアプローチ方法は人それぞれであるはずです。本学部では、1年次に経営についての知識を広く習得した上、2年次からは1コースを選択することで自分の専門的関心を絞り込みつつ、他コース開講科目からも興味に応じて幅広く学ぶことができます。専門性の高さと視野の広さの適度なバランスが、本学部での学びの特長です。

 

経営学部では、ますます顕著となる企業のIT化・国際化に対応するための基礎力を養成することも重要だと考えます。また、そのような技能は充実した大学生活を送る上でも有用です。情報教育分野においては全員が入学年度にITリテラシーを身に着けられるよう、1年次必修の科目が設けられています。語学教育分野では選択必修の授業の他、特定のスキルを伸ばすためのコースも配置されています。毎年複数名が奨学金留学制度を利用するなどして海外の大学で研鑽を積んでいます。

 

大学生時代は自らのキャリアパスを模索する時でもあります。経営学部では、実際の経営環境を学ぶことができるよう、「企業と経営者」・「国内インターンシップ実習」・「ベンチャービジネス実践講座」等のキャリア関連科目を配置し、毎年多くの受講者を集めております。また、会計スペシャリストの養成を目指す「経営学特殊講義(会計専門職養成講座)」からは、税理士試験の合格者や国税専門官(国家公務員)の採用者を輩出しています。

 

大学で過ごす4年間は、自分自身のために潤沢な時間を投資することのできる恵まれた時期です。よく学び、よい人間関係を築いてください。ここで得られる機会を最大限に生かし、人生を切り拓いてもらいたいと願っております。