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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【フランス】リヨンカトリック大学

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こんにちは。外国語学部英語学科(ヨーロッパ2言語コース)3年の春日ひなたです。私は協定校留学でフランスのリヨンカトリック大学の語学学校に通っています。授業は2021年の10月から2022年の1月末までの半期です。コロナ禍ではありますが、語学学校の授業は全て対面で行われています。このレポートではフランスでの留学生活を紹介させて頂きます。
 
 
① 学校生活
・授業
語学学校では学期始めにテストがあり、そのテストの結果でクラス分けがされます。コロナ前は全員学校でテストをしていましたが、今回はオンラインにて行われました。人数はクラスにもよりますが私のクラスは25人くらいです。
授業は週4日(水・土・日曜日が休日)で1日4時間です。午前と午後のクラスがあって私は13:00〜17:00の午後が授業でした。ちなみに午前の授業は8:30から始まります。授業では文法やリスニング、グループワークや発表を通してのスピーキングの練習、フランスやリヨンの文化や芸術について学びます。
・イベント
語学学校ではいくつかのイベントがあります。月に一度、リヨンカトリック大学に通うフランス人の学生と交流できるカフェラングやリヨンのフランス人家庭に訪問して一緒に夜ご飯を食べるイベントがあります。その他にもリヨンの街を歩いたり、バスに乗って少し遠いところに行ったりする事ができるイベントも開催されています。ほとんどのイベントの参加は希望制です。私はこれらのイベントに参加してクラスメート以外の友だちに出会い、授業外でフランス語を話すチャンスを得る事ができました。
 
② 生活について
・住居
私は学校から2キロほど離れた学生寮に住んでいます。学校までは徒歩でも行けますが、近くにトラム(路面電車)の駅があるのでトラムを利用しています。寮の部屋は1人部屋でキッチン、トイレ、シャワールームがあります。冷蔵庫も備え付けであるので自炊することができます。(フランスは日本に比べて外食代が高いです。)エントランスはオートロックなので安心して過ごせます。
・周辺施設 
家の近くにはスーパーやコインランドリー、トラムやメトロの駅が近くにあるので生活には困りません。リヨンでは月25€で公共交通機関が乗り放題です。どこに行くにも大体近くにバス停や駅があるのでとても便利です。リヨンには大きなショッピングモールが2つとIKEAもあるので生活に必要なものはすぐに買いに行く事ができます。
・環境
治安はそこまで悪くはない方だと思いますが、一部治安が悪いところがあるのでそこを通らなければいけない時などは注意が必要です。日本ではあまり見かけることはありませんが、電車やトラムでスリなどを見かける事があります。しっかりと荷物の管理をしていれば問題はないです。これだけだと危険なことばかりに思えてしまいますが、リヨンの人たちはとても親切な人が多いです。困った時には声をかけると助けてくれます。マスク越しでも分かるくらいの笑顔で話してくれます。
・休暇
フランスはバカンスがたくさんあります。フランスの各地、周辺のヨーロッパの国に電車や長距離バスで行けます。リヨンからスイス・ジュネーヴまでは長距離バスで約2時間です。バカンス中の旅行が楽しみになり日々の勉強も頑張る事ができます。
 
 
③ 最後に
コロナウイルス流行により一度は中断してしまったフランス留学でしたが、今回再渡航できたことはとても嬉しかったです。留学期間は4ヶ月と予定より短くなってしまいました。しかし時間が限られていることによって様々なことに積極的に取り組めています。フランスに来て、日本とは全く異なる環境で生活をすることは簡単ではないけれど、日本語の通じない環境に身を置くことで語学力はもちろんのこと精神力も鍛えられました。この留学でたくさんの素敵な景色を見てきました。テレビや教科書で見たことのある景色を実際に自分の目で見ると感動は100倍です。今見ている景色は写真では伝わりきらないと何度も思いました。本当にフランスに留学できてよかったと感じています。
コロナ禍での留学は、今まで以上に不安は大きいですが、それ以上にリヨンで留学生活を送ることに価値があると思います。
このレポートが何か参考になれば幸いです。