International

レポートアジア・ヨーロッパ圏

【ドイツ】ライプツィヒ大学

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア

こんにちは。3月からドイツのライプツィヒ大学に留学している外国語学部英語学科3年の江口柚斗です。僕は協定校留学制度と奨学金留学制度を併用して、一年間の留学に参加しています。ドイツに来てから3か月が経ちました。このレポートでは、ライプツィヒでの生活、授業、3か月経った現在の自分の変化について紹介します。

 

【ライプツィヒでの生活】
ライプツィヒはドイツのザクセン州に位置しており、旧東ドイツ地域においては、ベルリンに次いで、2番目に大きい都市です。街にはカフェ、レストラン、スーパーなどがたくさんあるので、生活に困ることはありません。しかし、外食は高いので、基本的に自炊です。アジアンスーパーもあるので、本格的な日本食を作ることができます。
住居は学生寮です。ドイツの学生寮はWGと呼ばれるルームシェアが多いです。僕にもチェコ人のルームメイトがいます。キッチンとバスルームが共用スペースになっており、週替わりで掃除を担当しています。普段は英語で会話をしていますが、ドイツ語の練習のためにドイツ語で話したり、困ったことがあったときは、手伝ったりしてくれます。
交通手段は、Tram(トラム)、S-Bahn(エスバーン)、バスが主流です。そして、これらは、学生証を持っていれば乗り放題です。その他にも、オーケストラ鑑賞、博物館などに対しても学生割引が適用されます。
休日は、自主学習、散策、外食、タンデムなどを行っています。タンデムとは、ライプツィヒ大学の日本語学科の学生と、ドイツ語と日本語で会話を行うことです。また、日本語学科の学生主催の日本人との交流イベントもあるので、楽しくドイツ語を話せます。自主学習は、家で行うことが多いですが、気分によっては大学の図書館で行うこともあります。

 

【授業】
僕は週に3回のドイツ語の授業を取っています。授業は全てドイツ語で進められます。日常生活に焦点を当てた授業なので、より実践的なドイツ語を文法事項も交えて学ぶことができます。授業は聞くだけでなく、小さなディスカッションを交えて行われるので、ドイツ語で考える機会が多いです。試験とプレゼンが中間と学期末に行われます。クラスは少人数なので、先生が授業ペースを調整してくれたり、発言する機会を設けてくれたりします。クラスメイトは、スペイン人、台湾人、中国人などおり、様々な国の人たちと仲良くなることができます。

 

【自分の変化】
3か月間、ドイツで過ごし、留学始めから自分に変化がありました。それは、圧倒的にドイツ語に慣れたと実感したということです。僕は、3月に言語オリエンテーションコースに参加していました。その時、僕はまだドイツ語に全く慣れていなかったですが、クラスメイトは上手なドイツ語を話し、積極的に発言もしていました。また、僕が先生から質問をされた際、何を言っているのか聞き取れず、悩んでしまうことばかりでした。そのため、始めは落ち込むことも多かったです。しかし、助けてくれる友達がたくさんいました。そして、少しでも自分の力でやり遂げられるように、自分の足りない部分を重点的に学習し、タンデムをたくさん行い、ドイツ語を話せる機会をたくさん作りました。その結果、現在受けている授業では、自ら発言することが増え、先生の言ったことも、理解できるようになってきました。

 

【おわりに】
留学始め、僕の周りに日本人はいませんでした。そのため、ドイツ語と英語を使って、自ら人脈を広げることが留学の最初のステップでした。そして、それが今、自分の成長に繋がり功を奏しました。留学期間はあと7か月間あります。次回のレポートでまた、新たな発見や成長が報告できるよう引き続き努めて参ります。また、このレポート含め、これからのレポートが、今後留学に興味のある学生の参考となれば嬉しいです。