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国際関係学部|国際関係学科 
2018年05月28日
飯國ゼミ
フィールドワークに基づく、異文化・自文化の理解
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フィールドワークに基づく異文化・自文化の理解

 異文化というと海外というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、グローバル化が進展する昨今、海外の食べ物や衣服といったモノの他に、観光客や留学生、移民など異なる文化を有する人々に、日常生活の中で出会う機会は格段に増加しています。また、「異文化」とは単に海外の民族や文化の事を指す訳ではありません。同じ日本であっても、地方によって異なる文化がみられますし、年配の方と若者は異なる文化的背景を持っています。

 つまり、異文化すなわち他者理解とは、「日本にいるから必要ない」というものではなく、社会に出て多種多様な価値観に出会った時にどうすべきかを考える上でも重要になるといえます。そして異文化や他者を深く理解するには、それと同時に、自分の属する文化や自分自身の「モノの見方」を省みる必要があります。

 そこで、本ゼミではあえて共通テーマを設けず、各人が興味、関心のあるテーマを選んで発表し、フロアの学生には最低でも一つは有益なコメントをすることを課しています。それにより、自分の知らない知識を蓄えると同時に、自分では興味を持たないであろう事柄についても積極的に聞くことのできる傾聴力と、相手に資するにはどうすればよいかを考える提案力を養う訓練をします。同時に、卒業論文の執筆を通して、相手に伝わる文章の書き方や、様々な資料を読み込み、必要な情報を取捨選択する力、主張を説得的に論じるための論理的思考力を養います。

 また、教員の専門はミャンマーを中心とする東南アジア地域の文化人類学的研究ですが、国内外でのフィールドワークをする学生を歓迎します。これまでに、ホームレスや若者の貧困支援を行うNPO法人での聞き取りや、夜回り活動への参与観察を行った学生や、韓国留学中に資料収集やインタビューを行った学生の他、世界無形文化遺産に登録された祭りや地域コミュニティの核となる体育館、プロ野球応援団でのフィールドワークを行った学生もいます。

 他者とのかかわりが不可欠なフィールドワークには、インターネットで調べるだけでは得られない生の情報が詰まっています。時間的余裕のある学生時代にフィールドワークを行い、異文化である他者との直接的なかかわりの中で自己を省察することは、自分の可能性を大きく拡げることにつながるはずです。

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