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学部長からのごあいさつ

「文学」それは「学問」の意

文学部長 河内利治文学部長 河内 利治

われわれ日本人は、日本語で文章を書き、言葉は日本語を話します。文字は漢字を中国から輸入して平仮名と片仮名を創造しました。これらの文字を手書きし、「書」として今日まで使用しているのです。

日本近代の幕開け、明治初めの文明開化期には、英語を中心とするヨーロッパの言葉が漢語に置き換えられて、数多く日本語に移植されました。たとえば、literatureは「文学」、philosophyは「哲学」、artは「美術」、economyは「経済」に訳されました。「文学」は漢字文化圏のバイブル『論語』にも用例のある古典漢語を利用した訳語であり、元来は「学問」の意です。「経済」は江戸時代に貨幣が流通し、古典漢語の「経世済民」という言葉を利用してから訳語として用いました。「美術」「哲学」は日本人が新たに工夫した新造語です。その後、「文学」「経済」「哲学」「美術」はそのまま漢語の本家である中国にも逆輸入され、今日に至るまで日本語と同様の意味で用いられています(興膳宏著『仏教漢語50話』参照)。これらの言葉は、(1)日本古来の言葉、(2)古代から近世にかけて移植した漢語を中心とするアジアの言語と一部の欧米語、(3)近代および戦後に輸入された欧米語に大きく分けられると思います。(1)は「文学」パターン、(2)は「経済」パターン、(3)は「美術」「哲学」パターンで表記されることが多いように想像します。

大東文化大学の前身である大東文化学院は、1923年創立時に「国漢」すなわち現在の日本文学科と中国学科を開設しました。この二学科は本学で一番伝統ある学科です。その後文学部として、1967年に英米文学科、1972年に教育学科、2000年に書道学科を開設し、現在五学科を擁する本学随一の規模を誇る教学組織に成長しています。文学部は、如上のような古今東西の言葉(文字)として綴られた文章や文学作品について、それらを手書きした書道作品について、幼小中高校における教科指導についてなどの学習を、各学科に分かれて深く専門的に研究することのできる「学問」の総合体です。

最後に私自身の「学問」の定義を記してごあいさつの結びといたします。――学問とは、古に学び今に問うこと、他者に学び自分に問うこと、古の真理、他者の真理に学び、今の真理、自分の真理として問うことである。(2015年4月15日記)

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