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英米文学科

英米文学科 2018年度新入生オリエンテーションが行われました

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 4月2日(火)、東松山キャンパスにて、2018年度新入生オリエンテーションがおこなわれました。春をとびこえて、初夏を思わせるほどに気温があがったこの日、快晴の空のもとで、新入生たちは輝かしい大学生活の第一歩をふみだしました。

 全体ガイダンスでは、まず、学科主任である網代敦先生が、新入生に向けて挨拶をしました。便利なデバイスを手にして、求める情報に即座にアクセスできる環境において、忘れさられることの多い「学び」のプロセス自体の重要性。現代において、それを再認識する必要があることを伝える言葉が、非常に印象深いものでした。続いて、学科の教員、研究補助員、そしてオリエンテーションの進行を手伝ってくれた在校生のひとりひとりが、新入生に向けて歓迎の言葉を送りました。

 留学制度や全学共通科目に関するガイダンスの後、クラス別のキャンパスツアーと顔合わせを行いました。クラス別の行動では、新入生たちが、すこし緊張をしつつ、教員やクラスメートと交流をする姿がみられました。クラス別の活動が終わると、朝からの緊張がいくらかはほぐれた様子で、新入生たちはオリエンテーション会場に再び集まりました。

 そこで行われたのが、学科のOBによる講演会です。英米文学科の新入生オリエンテーションでは、毎年、卒業生をお招きし、学科での学びを通して得たことや、卒業後の活躍にそれをどう活かしてきたかなどの点について、お話いただく機会を設けています。

 今年度は、2010年3月に英米文学科を卒業し、現在は一橋大学大学院の博士課程にてアメリカ文学の研究をしながら、本学をはじめてとする大学で非常勤講師として勤務をされている山﨑亮介さんに講演をお願いしました。新入生たちがまさにいま知りたいと感じているであろう、履修、サークル、アルバイトなどの学生生活に密接に関わる事柄から、新入生たちのこれからの目標のひとつとなりうる、アメリカとイギリスへの留学についてまで、山﨑さんはご自身の実体験をもとに、非常に有益な情報を提供してくださいました。それと同時に、大東での学びの結果として、現在は大学で「教える」側となった山﨑さんが持つ、教育の理想についての考え―特に、教師自体が「教える」ことを通して学ぶのだという考え―は、いずれ教えることに携わりたいと考えている学生のみならず、まさにこれから、大学において教員とともに学んでいくことになる新入生ひとりひとりに、強い印象を残したのではないでしょうか。

 長い1日の締めくくりとして行われた懇親会では、新入生たちの友情の輪が広がっていく様子がいたるところでみられました。新たな人間関係を形成していくことも、大学での生活のとても大事な要素です。これから、一生懸命になった大学での「学び」に取り組んでいくとともに、それを共有する友人たちと、お互いの成長に益するような人間関係を築きあげていってほしい―楽しそうに会話をする新入生たちの姿を傍目に、そのような願いが私の胸にわきあがりました。

(英米文学科 講師 日野原 慶)