Professor

教員紹介

美留町 義雄(びるまち よしお)

【自己紹介】
ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』に魅せられて、大学時代はドイツの近代文学を専攻していました。何度かドイツに滞在したこともあります。両国を行き来しているうちに、国外から見た日本の文学や文化に興味がわいてきました。特に、同じドイツに留学していた森鷗外に心惹かれ、今は彼の異文化体験を中心に研究を進めています。

 

【学生へのメッセージ】
私の授業では、多くの学生が自分の関心からテキストに取り組み、さまざまな解釈にチャレンジしています。そこには「正解」はありません。大事なのは、自分の考えを伝える力、そして他者の異論を受けとめる力です。グローバル化が進む現在、社会では多様性や柔軟性が強く求められていますね。そんな時代だからこそ、文学研究は「一周回って」新しいのかもしれません。

 

【美留町ゼミではこんなテーマで卒業論文が書かれています】

  • 『竹取物語』と『かぐや姫の物語』おける比較論 ―古典文学とアニメーションの〈心〉をめぐって
  • 村上春樹から読み解く文化論 ―『ノルウェイの森』を中心に―
  • 江戸川乱歩論 ―探偵小説のカタルシス―
  • 人魚の比較文化論 ―小川未明『赤い蝋燭(ろうそく)と人魚』とハンス・クリスティアン・アンデルセン『人魚姫』―

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国際シンポジウム 森鷗外のキラキラネーム〜東西文化をつないだ名前(美留町義雄)