Professor

教員紹介

大西 由紀(おおにし ゆき)

©Infinity Focus Photography

【自己紹介】
英語と日本語では、定型詩を作るときのルールが大きく違います。では、英語の定型詩を日本語の詩に訳すとき、どのような工夫が必要でしょうか。もともとはそんな興味から、比較文学・翻訳研究の道に進みました。その後、人と違う研究テーマを探しているうちに、翻訳オペラ台本の研究を専門とするようになりました。ミュージカルなどの隣接分野や、原作を大胆に読み替えた翻案作品にも興味を持っています。

 

【学生へのメッセージ】
「文学部に行っても、将来役に立たない」と言われたりもしますが、そうとも限りません。文学部の授業では、テクストを読むことを徹底的に鍛えられます。一字一句を揺るがせにせず、語句の意味を調べ、時代状況を確かめ、テクストの行間を読む。その一方で、書かれていないことを勝手に読み込まないこと、も学びます。こうしたスキルは、社会に出て仕事で文章を読んだり書いたりする上でも、そして趣味で本や映画や舞台作品や音楽や絵画を楽しむのにも、必ず支えになるものです。

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