Professor

教員紹介

伊藤 雄二

 皆さん、こんにちは、伊藤です。授業は、中学校・高等学校の英語の教員免許状を取得するための科目を主に担当しています。私の小・中・高・大での教員経験を活かしながら、学生の皆さんと英語を教える楽しさと難しさを共有したいと思っています。

教えている科目とその内容

 「教科教育法(英語)基礎・応用」、「教職実践演習」、「英語学演習」
 学生の皆さんとのディスカッションを通して外国語(英語)の教え方を紹介し、中高の教室で実践できる力を養うことを目標にしています。

 

先生の研究テーマ

 私の専門は英語教育学です。個人的には「英語授業運営学」と呼んでいます。特に、小中高の児童や生徒の皆さんにどのように外国語(英語)を教えたら効果的かを、学校の教室をベースに考えています。
 外国語を教える方法はたくさんあるのですが、その根っこにある基本は何だと思いますか。私は、「豊かな想像力で聞いたことをまねすること」だと思っています。人や動物の声やしぐさ、様々な音を「ものまね」できる人(イミテーター:imitator)は外国語学習に向いているのではないでしょうか。また、犬の鳴き声もその時々によってビミョ~に違います。そういう違いに興味のある人(ゲサー:guesser)も外国語学習に向いているはずです。こんなことを一緒に考えてみませんか。

 

専門のおもしろさを語ってください!

 専門は英語教育ですから、その面白さは、やはり英語を「教えること」でしょうね。当然、英語を教えるためには英語が「できること」、つまり知識が必要です。では、英語がペラペラ話せれば英語は教えられるでしょうか。答えは、No!!!です。ビックリしましたか?
 その「ビックリ」を経験してみませんか。そして、そのビックリを「なるほど」にしてみませんか。そうすれば、次に待っているのは「じゃ、どうする?」ということになりますね。「どうする?」の答えを、私と一緒に発見・体験しましょう。

 

週末は何をしていますか?

 毎週末、荒川の土手沿いをウォーキングしながら心地よい汗を流しています。かれこれ20年続けています。歩きながら、野球やサッカーに興ずる子供たちの歓声を聞くと元気が湧いてきます。

好きな本や音楽はなんでしょう?

 私の趣味は食べ歩き、「美味しいね!」と言いながら味わうこと。二つ目は、イタリア語初級の学習を毎年繰り返し、なぜかその先に進まないこと。三つ目は、昔からの友人と会い、あれこれと記憶を辿ること。

学生に向けてのメッセージをお願いします!

 過去に、私のゼミでキング牧師のI Have a Dream. を読み、「差別」とは何かを頭が痛くなるほど話し合いました。そして、差別をなくすための第一歩は頭が痛くなるほど考えること、そして悩むこと、という結論に達しました。キング牧師の演説のパワーの源は、頭を抱えて考え、そして悩んだことから生まれたのかもしれません。
 頭が痛くなるのは心配ですが、大学では大いに悩んでみてください。
 その後が楽しみ、楽しみ!What comes next?