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2023年度外務省「外交講座」(テーマ:外務省の仕事)が実施されました

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 2023年度外務省「外交講座」(経済学部主催)が12月5日(火) 、東松山校舎でおこなわれ、早川瑞穂氏(外務省大臣官房人事課企画官)が「外務省の仕事」と題して講演されました。参加者数は学生・教職員を合わせて約150名でした。

 ご講演の前半ではまず、「外務省のミッション(mission)」について紹介された後、外務省の組織・人事構成から外務省専門職員のキャリアパスおよび習得する言語をご説明頂きました。後半では、ご自身のインド、アメリカ、イギリスの在外公館勤務時の経験やエピソードについて、当時の写真にもとづいて詳しく説明がなされました。

 ご講演のなかで、「途上国のなかには「日本と仲良くしていると援助してもらえる」といういわゆる損得勘定で付き合う国もあるが、それを乗り越えて、日本という国を相手に理解してもらい、交流していくことが外交では大切になってくる」というお話が印象に残りました。また、マンガやアニメといったサブカルチャーだけではなく、日本の伝統的な文化・遊びの1つである折り紙(Origami)も外国の学校で人気があり、言葉の壁を越えて交流できる方法としてとても効果的であるというエピソードが紹介されました。

 ご講演終了後の質疑応答の時間では、参加した学生6名からそれぞれ、「在外公館勤務時に危険を感じた経験はあるか」、「紛争地域における外交官の仕事や避難方法などについて知りたい」、「外交官の採用面接ではどのような点をチェックするのか」といった質問がなされ、すべて詳しく、丁寧に回答がなされていました。