学部案内/Information
学部長からのごあいさつ

スポーツ・健康科学部は、2005年にスポーツ科学科と健康科学科の2学科で開設され、2018年には看護学科を新設し、現在は3学科体制を構築しています。2025年には創立20周年という節目を迎え、これまでの歩みを振り返るとともに、未来への新たな展望を描いています。
本学部の教育理念の中核は「人間」です。スポーツ・健康・医療という多様な分野を通じ、人々が身体的・精神的・社会的に良好な状態――すなわちウェルビーイングを保ち続けられる社会の実現を目指し、教育・研究・実践に取り組んできました。
スポーツ科学科では、スポーツ生理学、バイオメカニクス、スポーツ心理学など科学的理論を基盤に、健康増進や競技力向上に寄与する指導者を養成します。健康科学科では、医療・食・運動・自然科学を融合的に学び、臨床検査技師や食品衛生監視員、理科教員など幅広い進路に対応します。看護学科では、地域包括ケアシステムに対応し、地域の暮らしと健康を支える看護師・保健師を育成します。
こうした取り組みは、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標4「質の高い教育をみんなに」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に深く関連しています。学部横断型科目や地域・国際連携活動を通じ、学生は多様な価値観を理解し、協働して課題解決に取り組む力を養っています。
20周年を迎える今、私たちはこれまで培った基盤をさらに発展させ、AIやデジタル技術の進展、地球環境問題、健康格差など新たな社会課題にも柔軟に対応していきます。そして今後も、ウェルビーイングと持続可能な社会の実現に貢献できる人材を育てる学部であり続けます。