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【100周年記念事業】本学教職員・学生が板橋区立小・中学校書き初め教室で交流

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書き初め作品を広げる生徒

2023年9月20日に迎える大東文化大学創立100周年に向けて、現在さまざまな100周年+ブランドプロジェクトが進行している。

キャンパス所在地である東京都板橋区との100周年記念の官学連携事業として板橋区とは、2015年に「大東文化大学と板橋区教育委員会との連携に関する協定」を締結しており、今まで、教員を目指す学生が板橋区立小中学校に学習支援ボランティアとして訪問し、学校現場における指導のサポートを行っている。大東文化大学で学ぶ留学生を対象とした防災訓練の実施等、さまざまな取り組みを実施してきた。


昨年に引き続き、本学の教育ブランドの1つ〝書〟による地域連携事業として「板橋区立小・中学校書き初め教室」の実施を進めることとなり、12月14日に志村第六小学校、12月17日には上板橋小学校にて小学生向けの特別授業を行った。

中学生向けには、12月21日に実施した上板橋第二中学校は昨年に続き2年連続の書き初め教室の特別授業実施となった。

 

同特別授業の小学校では「書き初めの由来」が①1年間の抱負(意気込み)や目標を定める、②字の上達を祈願(お願い)するの2点であると紹介、また小・中学校共通事項として「書写をするときに気をつける」5つのポイント(①書く姿勢は「正しく」、②筆を立てて書く、③「人が書く文字」は、書く人の〝心(気持ち)〟が表れる、④大切なことは、ずばり「無」の気持ちである、⑤〝集中〟して書きましょう)について説明があった。

 

その後、本学講師により実際に書道紙を用いての指導となり、紙を折ることで、文字を書く目安をつけ大きさにも注意すること、姿勢や筆の遣い方を書画カメラなどを用いて実際に書きながら説明を行った。指導を受けながら自発的に質問する生徒もおり、貴重な経験となっていた。

 

指導を受けた中学1年生の生徒は「今まで楷書は同じ大きさで書くと思っていたが、平仮名は小さく書くなどバランスが大事だと初めて知った」と話していた。

中学2年生の生徒は、昨年度の本特別授業に引き続いての参加となり、今年度の新しい取り組みとして名前の書き方などの新しい指導に「昨年よりレベルアップできた」と喜んでいた。

 

本学では、100 周年事業として2022年1月からの3年間、板橋区との地域連携事業「板橋区書き初め大会 in 大東文化大学」(今年度は2022年1月23日実施)を実施するなど、さまざまな取り組みをおこなっていく。

上板橋第二中学校 宮田校長の話

大東文化大学の学生さんも指導役に加わっていただき、とても良い交流ができた。こういった時期だからこそ、生徒の目の前でリアルな書写ライブをしていただき、いい刺激となった。来春には本校の新校舎が完成し書道用の教室も設置される。ますます連携を深めていきたい。