News

【板橋区立小・中学校限定】100周年記念事業「板橋区書き初め大会in大東文化大学」の審査を行う

  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア
  • Xでシェア
2月25日(金)の審査に参加した審査員。 左から高木厚人書道研究所所長、坂本健板橋区長、内藤二郎学長、杉浦太陽さん
3月8日(火)の座談会に参加したメンバー。 左から内藤学長、高木所長、中川修一教育長、杉浦太陽さん

2月25日(金)、板橋区役所本庁舎において、「板橋区書き初め大会in大東文化大学」の書き初め審査が実施され、上位入賞者が決定した。
同2月25日(金)と3月8日(火)には審査員による座談会も行われた。

 

大東文化大学とキャンパス所在地である板橋区は、2015年に「大東文化大学と板橋区教育委員会との連携に関する協定」を締結しており、本学の教育ブランドである“書”による地域連携事業「板橋区立小・中学校書き初め教室」をはじめ、さまざまな取り組みを実施している。
「板橋区書き初め大会in大東文化大学」は、大東文化大学の100周年を記念した板橋区との官学連携事業として、板橋区教育委員会協賛のもと、2022年1月からの3年間におよぶ実施を予定している。

 

2022年は1月に対面形式で書き初め大会とワークショップを実施の予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、対面での実施は中止。
しかしながら多くの児童・生徒による参加申込があったことを鑑み、参加申込をした児童・生徒を対象に書き初め大会の「コンクール」部分のみ開催方法を変更して実施することとなった。

 

書き初め審査には大東文化大学から内藤二郎学長と高木厚人書道研究所所長、板橋区から坂本健板橋区長、中川修一教育長、板橋区観光大使の杉浦太陽さんの計5名が参加し、応募総数291点の中から特別賞作品26点が決定した。

活発に意見が交わされた審査の様子

並べられた作品を前に、審査員は感嘆の声を上げ、作品一つひとつにコメントをつけながら丁寧に鑑賞。
これらの作品が出来上がる場面にぜひ立ち会いたかったと、対面での実施が中止になったことを惜しんだ。
日展会員である高木所長による作品の解説や、毎年家族で書き初めを行うという杉浦さんのお話を聞きながら、審査は和気あいあいと進んだ。

 

審査後には審査員による座談会を実施。
書き初め審査の感想をはじめ、大東文化大学と板橋区の連携、板橋区の印象・おすすめスポット、大東文化大学と書道の関係など、話題は多岐にわたった。

最後に大東文化大学と板橋区の連携について、坂本区長と中川教育長は、これまで実施のあった教員志望の学生による学習支援ボランティアや地域連携事業の「板橋区立小・中学校書き初め教室」を例に挙げ、行政と大学とがより関わるなど、大学の学びが地域に広がるよう、アカデミックな繋がりを期待したいと語った。
板橋区観光大使として大東文化大学が100周年と聞いて感じることを尋ねられた杉浦さんは、「100周年は大きな節目であり、そんな時にコロナ禍という状況ではあるが、それを乗り越えたら強い。この状況を乗り越えて、100周年という思い出を作ってほしい」とエールを送った。
これらの話を受け、内藤学長は「地域から受け入れた学生が、学んだことを地域に出て活かすことで、双方向の活動となり、成長も期待できる。100周年は学生たちにとっても良い機会なので、大東文化大学のタグラインの中の『地域・領域・時代を超えた多彩な文化が交差し、出会う場へ』にもあるように、さらに開かれた大学を目指したい」、高木所長は「100周年では大東書道としての力も再確認したい。今回の100周年事業『板橋区書き初め大会in大東文化大学』は、書き初めを機に板橋区の子どもたちと繋がる良い取り組み。来年の開催ではキャンパスにて対面で開催し、参加する子どもたちの迫力を感じたい」と今後の展望を語った。
最後には高木所長から審査員それぞれに揮毫した作品が手渡され、会は終了となった。

 

特別賞に選ばれた作品は3月23日(水)の8時30分から3月31日(木)の12時まで板橋区役所本庁舎1階プロモーションコーナーにて展示されるほか、大学が発行する「板橋区書き初め大会in大東文化大学」の開催を記念する新聞(特集号)に特別賞受賞者の作品や全参加者の名前が掲載される。

※板橋区役所の開庁時間については板橋区役所ホームページをご確認ください。