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大東文化とビアトリクス・ポター

大東文化大学は、たくさんの人々にピーターラビットの素晴らしい世界を知ってもらうため、その作者ビアトリクス・ポターの資料を展示した「大東文化大学ビアトリクス・ポターTM資料館~ピーターラビットの絵本の世界~」を運営しています。現在、積極的にエコ活動に取り組み、その舞台となっている森などの自然環境を守る活動を進めています。大自然の中で成長していくピーターラビットとその仲間たちの世界が、大東文化大学とここで学ぶ学生たちの姿にぴったりと重なることからキャラクターに選びました。

2006年に開館した大東文化大学ビアトリクス・ポターTM資料館は、本学東松山キャンパスに隣接する埼玉県こども動物自然公園の一角にあります。資料館の外観や中庭、そして菜園は、ピーターラビットの産みの親であるビアトリクス・ポターが暮らした英国・湖水地方のヒルトップ農場を再現。開かれた大学の施設として、一般公開しており、入館料の10%を環境保護団体「National Trust」に寄付しています。資料館設立は大東文化大学図書館・英米文学科が所蔵する世界的にも貴重な「ビアトリクス・ポター・コレクション」を本学の研究教育活用するだけでなく、一般公開することによって、幼児から成人に至る幅広い層の人々にビアトリクスの文学や彼女の「人間と自然と動物の共存」という理念を知ってもらおうという願いから企画されたもの。彼女の生涯や『ピーターラビットのおはなし』の出版までの経緯をたどるパネル、私家版、原画や直筆の手紙、24冊すべての初版本など世界的にも評価の高い貴重な資料が展示されています。

また、英米文学科の学生が中心となり出版している「ビアトリクス・ポター書誌目録」や、毎年開催されている企画展などは、日本国内だけではなく、英国を始め、海外の研究者にも評価を得ています。さらに2009年度からは、当資料館に学芸員が配置され、学芸員資格取得のための実習も行われています。