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大学FD活動

FD(=Faculty Development ファカルティ・ディベロップメント)とは、大学教員の授業内容や方法を改善するために、教育の理念と目標、教育内容と方法について組織的に研究・研修する取り組みのことです。本学では、教員の教育内容と技法の質を向上させてゆくために、各学部・学科におけるFD活動とならんで、大学ファカルティ・ディベロップメント委員会が全学的なFD活動に取り組んでいます。

大東文化大学における教育改善活動の歩み

学生による授業評価アンケート

本学では、教員と学生双方の努力で授業内容と技法の質を高めるために、2000(平成12)年度より、「学生による授業評価」アンケートを実施してきました。この授業評価は、授業評価実施委員会のもとで授業に対する学生の満足度をアンケート調査し、その結果をもとに教員がそれぞれの授業の改善に取り組もうという試みです。また、2001(平成13)年度、2002(平成14)年度には、教員と学生それぞれ数名ずつがパネラーとなって、授業評価と授業のあり方を討論するフォーラムを開催しました。
その後も、評価項目の見直しや実施時期の再検討など、工夫を重ねながら、2003年度以後、ほぼ毎年度、この「学生による授業評価アンケート」を実施してきました。

『学生による授業評価アンケートと大学教育』(『授業評価報告書』)

「学生による授業認識(評価)アンケート」に関する報告書を発刊しております。

卒業時アンケート

修了時アンケート

ファカルティ・ディベロップメント(FD)の取り組み

学生による授業評価アンケートを契機に、学部・学科において授業改善のためのFD活動が始まりました。また2003年度には授業評価アンケートを授業改善と連動させるために、全学FDプロジェクトも発足しました。そして2007(平成19)年の大学設置基準の改正を先取りして、2006(平成18)年度には、本学における授業の改善をめざして、大東文化大学FD委員会が発足しました。
すでに本学では2001(平成13)年度より、本学における教育・研究の水準を向上させるために、教育研究上の組織を含む全学的な組織・業務を自己点検・評価する活動にも取り組んできましたが、大学FD委員会のミッションは、自己点検・評価全学委員会、授業評価実施委員会、および学部と連携を取りながら、全学的な授業改善とその環境整備のために具体的に支援・助言することにありました。教員の研究・研修を実施するために、大学FD委員会は2007(平成19)年5月に第1回FDフォーラムを開催し、以後、年1回FDフォーラムを開催するとともに、その報告書とニュースを刊行してきました。

新しい大学FD委員会

従来から実施されてきたこれらの教育改善のための取り組みを有機的に統合し、いっそう効果的なものとするために、2010(平成22)年、新しいファカルティ・ディベロップメント委員会が誕生しました。この組織改革によって、「学生による授業評価」アンケートを実施しその結果を教員へフィードバックすることに加えて、研修・研究会を実施し、さらにいっそう優れた教育システムの構築を通じて、教員の教育改善を継続的に支援してゆく体制が整いました。

FD委員会のミッション

FD委員会は、大学における教員の教育内容および技法の質の向上をめざして設置されました。この目的を達成するためにFD委員会は、大学内に設けられている自己点検・評価全学委員会、および各学部・大学院と連携して、以下のような活動に取り組みます。

  • 本学の教育システムの分析およびこれに対する提言
  • 教育効果に関する諸調査の企画、実施および分析
  • FDに関する広報啓発活動(大学内外の情報収集とその普及)
  • FDに関する講演会、研究会など企画および開催
  • 「学生による授業評価」の実施、授業評価結果の分析、授業評価結果報告書の作成
  • 授業評価結果の有効活用など、授業改善の取り組みの支援

FDに関する報告書

「FDフォーラム」の内容など、FD委員会の活動を紹介している報告書をご覧いただけます。

FD委員会の組織(専門部会)

委員長

学長または副学長

授業評価専門部会

学生による授業評価アンケートの企画・実施・集計・分析、教員へのフィードバック

教育改善専門部会

  • FDに関する学生・教員の意識調査、授業改善のための資料作成、研究会の開催
  • FDフォーラムの企画・開催、FD活動報告書の刊行、ニュースなどの発行

事務組織

学務部学務課