Report

2021年度 研究班活動報告

中国三教と景教の相互交渉

代表者
武藤 慎一

活動の内容

今年度の第1班の研究活動は5名の研究員によって、2006年に発見された新たな景教碑(洛陽碑)における中国三教と景教の相互交渉を探ることであった。
まず、最重要テクスト「洛陽碑」の後半部分を共同で分析した。次に、それぞれの教の専門家が間テクスト性を指摘した。具体的には、他の景教テクストとの間テクスト性を武藤が主に担当した。同様に、道教テクストとのそれを高橋が、仏教を宮井が主に担当した。また、儒教を湯城が、景教の影響作用史を新居が担当した。方法としては、「洛陽碑」の狭義の文脈と広義の文脈の両方を研究する方法を採った。具体的には、まず共同でテクストの邦訳とその註釈を行って、全体のテクスト内照応を明らかにした。次に、テクストの各々の部分の背景として、三教の多くのテクストとの照応関係を広く辿っていった。最後に、相互に発見したテクスト外照応関係のある可能性があるテクストを持ち寄り、それぞれのテクストと「洛陽碑」のテクスト内照応とを照らし合わせていった。

今年度の研究成果発表としては、新居研究員が11月27日(土)に開催された人文科学研究所報告会で研究報告を行った。

活動の日程

  • 第1回 2021年6月21日(月) 16:45~18:15 初顔合わせ、「洛陽碑」後半の読み合わせ (対面 Zoom併用開催)
  • 第2回 2021年8月20日(金) 14:00~16:00 「洛陽碑」後半の読み合わせ (Zoom開催)
  • 第3回 2021年10月4日(月) 17:00~19:00 研究報告(武藤)、「洛陽碑」後半の読み合わせ (対面 Zoom併用開催)
  • 第4回 2021年12月27日(月) 10:00~12:00 研究報告(新居) (Zoom開催)
  • 第5回 2022年2月28日(月) 10:00~12:00 「洛陽碑」後半の読み合わせ、今年度のまとめ (Zoom開催)

グローカルな学びの変遷

代表者
田尻 敦子

研究活動内容

本研究班では、教育、福祉、医療の連携を目指し、多様な分野の専門家と共に、グローカルな学びの変遷を探究した。教育学の領域においても、教育哲学、教育行政、教育人類学、教師教育学、情報教育等、多様な分野の専門家と共に研究を行った。児童福祉や社会福祉、医療や看護、国際協力や地域文化研究、芸術学の専門家も研究員のメンバーとして、活動を行っている。地域的にも、アフリカやマレーシア、インドネシア等、多様な地域で研究員が国際的な視野のもとで研究をしている。
今年度は、会議やミーティング、研究打ち合わせなどは、可能な範囲で、オンラインを活用して行った。また、報告書の作成は、感染症対策に留意した上で、編著者2名による打ち合わせや編集作業を数か月に渡り対面にて行った。

研究業績

今年度は、共同研究をもとに紀要の論文と報告書の作成を行った。

  • 田尻敦子・今井崇恵(2022)「総合的な学習の時間における交流及び共同学習―特別な配慮を必要とする子どもと共に学ぶ総合的な学習の時間―」『人文科学』第27号,pp.1-13.
  • 田尻敦子・今井崇恵編著(2022)『地域で紡ぐ協働的な学び―教師と子どもが共に学ぶ波紋的共同体―』人文科学研究所 pp1-191

約191頁の報告書では、6本の論文を収録し、総合的な学習の時間、特別支援教室との交流及び共同学習、ICT教育、不登校の児童の学びのあり方、教師のストレスと私生活の関係性、若手教師の学びに関するインタビューなど、多様な観点から、グローカルな学びの変遷を探究した。多様な専門分野と地域を研究する専任研究員と兼任研究員との共同研究に加えて、教育社会学や教育心理学、文化心理学、教師教育、医療や看護の専門家等の学外の専門家の方々との対話がこれらの研究の基盤となっている。対話とインタビューに応じて下さった方々に心からの謝意を表する。

研究活動日程

  • 4月25日(日) 13:00-15:00 Zoomミーティング
    紀要執筆や報告書作成等の編集や執筆、予定等の打ち合わせ
  • 7月24日(土) 13:00-15:00 Zoomミーティング
    研究の進捗状況の確認や予算配分、報告書の編集委員、執筆内容、様式などの打ち合わせ
  • 9月18日(土) 13:00-15:00
    紀要執筆者の確認と報告書作成の編集委員会による打ち合わせと計画立案
  • 10月30日(土)13:00-15:00
    紀要投稿の確認と報告書作成の打ち合わせ
  • 12月26日(日)13:00-15:00
    報告書の確認、仕様や様式等の調整、編集の打ち合わせ等

出土資料による中国古代文化の研究

代表者
吉田 篤志

研究活動内容

中国古代文化を研究する上で発掘資料、特に文字資料を用いた研究は毎年かなりの量に上り、甲骨文・金文・簡牘・帛書についての古文字研究は特に多い。主な研究雑誌としては、『古文字研究』・『古文字学』・『簡帛研究』等が毎年継続出版され、また多数の竹簡(楚簡・秦簡)が発掘・発見(含盗掘簡)され、それ等は『上海博物館蔵戦国楚竹書』(1~10継続)・『清華大学蔵戦国竹簡』(1~10継続)・『嶽麓書院蔵秦簡』(1~4継続)・『北京大学蔵漢簡』(1~4継続)等の文字資料の注釈書として出版されている。
当研究班は、これ等の出土資料を用いながら、中国古代文化(歴史や思想)の新たな面を解明しようとするものであり、また、中国近代の出土資料研究者の代表である郭沫若や彼と交流のあった研究者の動向、また間接的研究ではあるが、古代中国を超克した新中国の挫折と再生等をテーマとした研究も視野に入れた。
研究班構成員は吉田篤志・成家徹郎の2名であり、今年度も昨年度と同様に新型コロナウイルス感染症対策のために面接での研究会はできるだけ避け、オンラインによる研究会・情報交換会を適宜行った。また学会の大会参加もオンラインで行われた。出土資料研究に関する著書・論文・報告書(含字書・索引等)等の蒐集は主に吉田が担当した。

研究業績

吉田は研究報告会において「周代における列鼎制度の崩壊と諸侯の台頭」と題し、周代に行われた列鼎制度が頻繁に破られ、周室の権威が低下して諸侯が台頭してきた事象を、青銅器や古典文献から明らかにした。また古文字の入門書ではあるが、李学勤監修の『商周古文字読本』の金文読解例を訳出した(大学院文学研究科中国学専攻発行『中国学論集』第37号 2022年3月)。
成家は「成仿吾の欧州行(八)」(『郭沫若研究会報』第26号 2021年12月)、「王替夫:わが半生」(人文科学研究所『人文科学』 2022年3月)、「天安門事件1989」(人文科学研究所 研究報告書 2022年3月)等を発表。

研究活動日程

  • 7月10日(土) 13:00~17:00 オンライン(Zoom)
    中国出土資料学会 第1回大会に参加
  • 9月27日(月) 13:00~15:30 対面(於研究室)
    『人文科学』の進捗状況および情報交換
  • 11月27日(土  13:30~15:40 オンライン(Zoom)
    研究報告会で吉田が報告
  • 12月 4日(土) 13:00~17:00 オンライン(Zoom)
    中国出土資料学会 第2回大会に参加
  • 1月27日(木) 13:00~15:00 オンライン(Zoom)
    座談会に参加
  • 3月14日(月) 16:00~17:30 オンライン(Zoom)
    『研究報告書』の進捗状況および情報交換

中国鐫刻基盤研究

代表者
澤田 雅弘

もそも中国書法史が対象とする書跡は、墨跡と非墨跡(刻された書跡や鋳造された書跡)とに大別できる。近年陸続出土する戦国秦漢の簡牘を除いていえば、時代を遡るほど墨跡の伝世は減少するので、古くから学書や書学の対象は刻された書跡か鋳造された書跡であった。内、碑や墓誌をはじめとする比較的謹厳に造られる石刻の製造過程には、揮毫(石上に朱書、または紙上に墨書)と鐫刻の両側面が介在する。また、一般に粗略に造られる塞石・黄腸石などの石刻においては、揮毫を経ずに直接鐫刻したと思われるものが多い。文字の鋳造過程が未詳の殷周青銅器等を除けば、材質の別に関わらず必ず鐫刻が介在する。加えて翻刻や集字の碑版、学書や名跡を刻する法帖などには、さらに鉤摹の作業も介在する。
したがって、刻された書跡には必ず鐫刻者の技術や解釈が反映し、翻刻や集字碑や刻帖には、鐫刻者に加えて摹勒者の技術や解釈までも反映する。このように圧倒的多数の刻された古典書跡は筆者だけで成立していはいないので、鐫刻・鉤摹がもたらす作用は無視できず、その研究の開拓推進は必要不可欠である。しかし、この自明の原理を承知しつつも、これまでは鐫刻・摹勒は墨跡に忠実であろうとしてきたはずだとの通念が支配的で、鐫刻者・摹勒者の存在を半ば意識せずにきたといってよい。
中国鐫刻基盤研究班では、研究員個々の関心の向かうところにしたがって、この問題に様々な視点からアプローチしている。今年度はその2年目に当たり、研究報告書『鐫刻・鉤摹の基礎研究―石・帖・玉・骨―』の刊行を念頭に研究活動を進めた。なお前年度同様、新型コロナウイルス感染予防の観点と海外所在研究員2名の事情も配慮して、組織当初計画していた中間報告の集会は開催せず、全ての活動はリモートワークで進めた。

活動の日程

  • 4月17日(土) 年間計画の打ち合わせ
  • 5月 1日(土) 研究進捗報告の交換
  • 5月 3日(月) 研究報告書執筆要領の決定
  • 6月 5日(土) 『人文科学』投稿者の決定
  • 6月29日(火) 栗が『人文科学』投稿申込
  • 8月21日(土) 研究の進捗報告の交換
  • 11月17日(水) 栗が論文を『人文科学』に投稿
  • 11月27日(土) 澤田が人文科学研究所研究報告会(zoom開催)口頭発表
  • 11月31日(水) 研究報告書論文原稿締切
  • 1月10日(月)  研究報告書原稿一式(A4版、全70頁、3月末発行)を提出

東アジア美学史研究

代表者
河内 利治

十年におよぶ「東アジアの美学」研究班としての活動を継承発展させるため、われわれは本年度より「東アジア美学史」研究班として再出発した。そもそもの出発点は二十年前の「中国美学」研究班に遡るが、十年前にそれを「東アジア」へと空間的・地理的に広げた。今回さらに、時間的・歴史的な視点を導入することによって、東アジア美学の歴史を構築するという目標を掲げたのである。遠大な目標に比して微力ではあれ、一歩一歩あゆみを進めていくほかない。
本年度の活動も「私立大学研究ブランディング事業」の「“道”研究」が中心となった。刊行した『中国美学範疇研究論集』第十集にも、論語班と書道班それぞれの研究成果を掲載している。ひとつのテーマに四年取り組んだ蓄積は決して小さくなく、新しい知見がいくつも提示されている。お蔭様で第十号の節目を迎えたが、取り立てて記念号とはしなかった。これまで同様、地道な研究成果を積み重ねることが何よりも重要と考えるからである。掲載論考は次の通り。

  • 孔子は「天道」を語ったか:秋谷幸治
  • 『論語』に見える「道」の諸相:荻野友範
  • 〈道〉字例集4(宋~明):亀澤孝幸・川内佑毅・承春先・陳達明 編

来年度は本事業も五年目となり、いよいよ最終年度を迎える。五年間の研究成果をまとめるべく、準備を進めている。現在もなおコロナ禍があらゆる社会活動を妨げており、われわれの研究活動にもさまざまな制約がある。しかし、社会が混乱している今だからこそ、地に足をつけた知の営みが必要であると信じている。

活動の日程

本年度、私たちは下記のとおり研究会を実施した。

  • 第一回 4月26日(月)18:30~20:30 オンライン
    年度初めの打ち合わせ
  • 第二回 6月28 日(水)18:30~20:30 オンライン
    ブランディング事業 書道班・論語班の研究成果のふりかえり
  • 分科会 8月2日(月) 18:30~20:30 オンライン
    論語班・書道班それぞれ研究会を開催
  • 第三回 9月27日(月)18:30~20:30 オンライン
    分科会報告
  • 第四回 10月25日(月)18:30~20:30 オンライン
    論語班・書道班それぞれの進捗状況報告
  • 第五回 11月29日(月)18:30~20:30 オンライン
    論語班・書道班それぞれの進捗状況報告
  • 第六回 12月20日(月)18:30~20:30 オンライン
    「書法藝術性相関術語和現代学者解釈之比較研究」、「比況にみる草書の美意識」 報告:河内利治 

日本文学における歴史的事象の研究

代表者
美留町 義雄

本研究班では、明治以降の日本文学を題材にして、近代化にともなう歴史的な変遷に目配りをしつつ、その時代性の中で文学テクストを読み直す作業を行ってきた。基本的には、研究員の専門とする作家を扱い、研究会で口頭発表を行い、質疑を通じて多角的に批評しながら、それぞれの研究を深めるという作業を行った。以下にその成果をまとめる。

班員の今年度の業績

美留町義雄研究員は、論文「ライプチヒなるアウエルバハの窖 ―森鷗外と『ファウスト』に関する一考察―」(森鷗外記念会編『鷗外』109号2021年7月)および論文(独語)「 MORI Ōgai in Auerbachs Keller. Zur Rezeptionsgeschichte von Goethes Faust in Japan.」(Wissen über Wissenschaft. Felder - Formation - Mutation. Hrsg. v. M. Ide u. a. Tübingen [Stauffenburg Verlag] S. 105-119, 2021)を執筆した。

滝口明祥研究員は、千葉一幹ほか編著『日本文学の見取り図』(ミネルヴァ書房、2022)の「立身出世」、「太宰治」、「松浦理英子」、「川上弘美」の項目を担当した。
また、「日本近代文学大事典」増補改訂デジタル版(2022年5月公開予定)の「井伏鱒二」の項目の増補を担当した。

中山弘明研究員は、論文「片岡良一と「国際文化振興会」-戦時下の「明治文学会」-」「比較文化研究所年報(徳島文理大学)」2022年3月(37号)、「「大正文学研究会」と「ジッテ(Sitte)」-民間史家・田村栄太郎-」「文学論叢(徳島文理大学)」2022年3月(38号)を執筆した。また下記の講演を行った。「「大正文学研究会」と「ジッテ(Sitte)」-民間史家・田村栄太郎-」(有島武郎研究会2021,6,11 Zoom開催)、「島崎藤村とプロレタリア文学-」(花袋研究学会2021 6,19 Zoom開催)

木村陽子研究員は、論文「高校国語におけるアダプテーション―新学習指導要領(令和4年実施)における改善点―」(『大東文化大学教職課程センター紀要』第6号、2021年12月)および論文「「かぐや姫」のアダプテーション―アニメと小説による「物語の祖」への応答」(『大東文化大学紀要』第60号、2022年3月)を執筆した。

山田悠介研究員は、論文「「声音」を読む――石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む――世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022年3月刊行予定)を執筆し、石牟礼道子がその作品のなかで「声音」をどのように描いているかを分析し、そこからどのような言語観・コミュニケーション観を読み取ることができるかを検討した。

関谷由美子研究員は、論文2編、書評1を執筆した。論文①「〈異邦の身体の作り方〉 ―「あらくれ」の〈語り〉―〉(『人文科学』第26号 大東文化大学人文科学研究所2021年3月)は、徳田秋声「あらくれ」について、この社会に浸潤している〈原語の偏波さ(例えば、「母親」を称揚する言葉は溢れているが、逆に「母親」を貶める言葉は極めて少ない〉が方法化されたテクストであることと、その方法によって構築された世界観を考察した。論文②「『家』―〈永続〉の信仰 ―〈御先祖〉という思想―」(『島崎藤村研究』48号 2021年9月)は、『家』について、これまでの研究史にほとんど注目されてこなかった信仰の問題に焦点を当て、明治以降の天皇制が、伝統的なご先祖信仰を破壊したことを明らかにした。書評は、原武哲著『夏目漱石の中国紀行』(『社会文学』第54号 日本社会文学会 2021)

黒田俊太郎研究員は、樋口一葉研究会主催の第34回例会(オンライン、7月11日)にて以下の題目で口頭発表をした:個人全集意識の生成―『一葉全集』『透谷全集』

鈴木啓子研究員は、和泉書院より2021年8月30日に出版した『論集泉鏡花第6集』(書下し論文10編を収録)の査読編集責任を担当し、「あとがき」を執筆した。いわゆる帝大赤門派、明治知識人青年層と泉鏡花文学との関わりについて論じた論考は、第6集と同時編集の第7集(2022年5月刊行予定)に掲載する。

研究会活動について

  • 2021年6月12日(土)15:00~17:00 Zoomにてオンライン開催
    研究会にて口頭発表:
    美留町義雄:森鷗外とアウエルバハ酒蔵
  • 2021年11月13日(土)15:00~17:00 Zoomにてオンライン開催
    研究会にて口頭発表:
    山田悠介:草木の〈とき〉 石牟礼道子『あやとりの記』を中心に
  • 2022年2月12日(土)15:00~17:00 Zoomにてオンライン開催
    研究会にて口頭発表:
    下山孃子:『近代文学に見る〈霊性〉』を読む

古典文学の享受に関する文献学的研究

代表者
德植 俊之

文学作品がどのように享受されていったのかを、多角的に検討し、明らかにすることを目的とする。 文学作品の享受を考える材料としては、写本や注釈書、さらにはその作品を描いた絵、あるいは調度品の意匠なども検討対象に加える必要がある。本研究班では、第一に写本・古筆切、第二に絵巻・絵入版本の二つの切り口から文学作品の享受について検討し、考察した。
絵入版本については、『徒然草』を取り上げた。『徒然草』の絵入版本はかなり多くの種類が出版されており、それらの版本を整理し、その絵柄と本文との関係などについて整理を進めた。初年度は、主に資料の収集と、先行研究の把握を中心に行った。古書業者の目録やインターネット上の情報を調査し、できるだけ多くの絵入版本を収集すべく努めた。その結果、『新版大字つれ/\草絵抄』(元禄四年版)、『新版絵入つれ/\草』(元禄十六年版)など十本近い絵入版本を収集することができた。
その成果は、小枝駿による鴻巣市での市民大学オンライン講座での講演に結実した。
また、もう一つの研究テーマ、古筆切を用いた文学研究は、新出の「如意宝集切」を中心に、先行研究の把握とその再検討、新出断簡のツレとの関係の検討、「如意宝集」という散逸歌集の性格について考察した。この成果は、德植俊之による、「平安文学の会」における研究発表に結実した。

活動の日程

  • 4月20日(火) 研究方針について打ち合わせ
    研究対象作品の選定と研究方法の具体的検討
  • 6月8日(火) 資料収集計画の立案
  • 11月20日(土) 進捗状況の確認と情報交換
  • 12月4日(土) 「平安文学の会」研究発表・題目「如意宝集の再検討」(德植俊之)
  • 2月~3月 鴻巣市市民大学オンライン講座「徒然草の世界(全3回)」(小枝駿)
    先行研究の整理とリスト化(小枝) 4月より現在に至る
    『徒然草』版本等の資料収集(德植・小枝) 4月より現在に至る