研究所の活動/Report
平成29年度冬季「研究班報告会」
平成29年度冬季「研究班報告会」
日時 | 平成29(2017)年12月2日(土) |
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会場 | 板橋校舎2号館2階 2-0221会議室 ※聴講自由 |
報告1
題目 | デジタルマイクロスコープで見る料紙の一考察 「装飾料紙の研究」研究班 |
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報告者 | 野中 直之 |
通常、料紙の調査を行う際は、肉眼で確認できる情報を中心に行われるが、デジタルマイクロスコープの普及により、繊維の状態を観察することが容易となってきた。「香紙切」の料紙には稀に異なるものが存在することを確認し、また大正11年発行の複製「筋切」においても、実物の状態を再現するための工夫を見ることができた。
報告2
題目 | 『中国書画家鑑蔵印文索引(仮)』の作成とその意義 「中国書法史の文献学的研究」研究班 |
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報告者 | 髙田 智仁 |
鑑蔵印は、書画書籍等の来歴を明示する重要な文献資料の一つであり、多くの工具書が刊行されてきたが、殆どが用印者別に編集されてきたため、当該印が誰の印であるかを求める場合にはひたすらページをめくる労力を要した。当研究班でこの度作成を進めてきた印文索引について、その作成経緯と意義とを報告したい。
報告3
題目 | 『詩経』と出土文物から見る周人の故郷 |
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報告者 | 吉田 篤志 |
『詩経』の大雅や小雅には、周人が岐山の麓(陝西省)に移住して都邑を造営したことが歌われている。これを裏付けるように、周原地区からは甲骨文や青銅器が出土し、さらに周公廟付近からは大型墓や青銅器が発見された。報告ではこれらの資料から周原遺跡や周公廟遺跡について論じ、周初の歴史や文化について論じてみたい。