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活動報告

自転車とツーリズム・まちづくり研究会

「日常と非日常の自転車活用」をテーマにシンポジウム開催

 

 大東文化大学・社会学研究所は、2023年7月8日(土)に、「自転車とツーリズム・まちづくり研究会」のキックオフを記念して「日常と非日常の自転車活用」をテーマにシンポジウムを開催しました。

 ゲストに国土交通省道路局参事官・自転車活用推進本部事務局次長の金籠 史彦氏とTBSプロデューサー・NPO法人自転車活用推進研究会理事の疋田 智氏を迎えました。

 開催に先立って、野嶋・社会学研究所長より、「自転車とツーリズム・まちづくり研究会」の設立の目的として、現代社会が抱える諸課題に対して、社会学立場から自転車を通じて、解決策を提供し、社会学研究所を日本の自転車研究の拠点を目指すことが語られました。

 前半はゲスト2名にご講演いただきました。金龍氏には、自転車活用推進などの施策、海外事例や昨今の動きとしてサイクルトレインの事例など豊富な資料と共にお話しいただきました。続いて疋田氏には、自転車の安全ルールや具体的な事故事例、新たな課題になりつつある電動サイクルの危険性についてお話しいただきました。わかりやすい内容で、会場では頷きながら聞く様子がみえました。

 後半はゲスト2名と野嶋剛所長をパネリスト、飯塚裕介准教授をモデレーターとして、サイクルツーリズムや交通教育と日本の自転車分担率の高さなどを話題にして盛り上がりました。このパネルディスカッションでは、とにかく自転車は楽しいということで終始一貫し、壇上の4名と50人以上の会場の聴衆が笑顔と自転車熱で包まれつつ、2時間半のイベントが終了しました。

 ご来場いただきました皆様、ありがとうございます。

*本シンポジウムは「財団法人自転車新文化基金会」の助成を受けたものです。