まんなか学部

2020.12.01

震災後10年、福島原発と福島復興の今を「体感」する ~「政治学インターンシップ」 報告会レポート~

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 2020年11月23日(月)に、福島民友新聞社の協力を得て政治学科にて開講されている「政治学インターンシップ(テーマ探究・福島被災地研修)」(担当:政治学科 武田知己教授)の現地研修報告会が実施されました。

 報告会は福島民友新聞社 菅野 篤 常務取締役総務局長のご参加のもと、本学東松山キャンパスで行われました。当日の様子は会場での聴講およびZoomでの中継にて、全学に公開されました。

 

発表を行った学生は次のとおり。

法学部政治学科 2年 永澤 息吹さん

法学部政治学科 2年 宮﨑 航希さん

社会学部社会学科2年 松村 拓巳さん

社会学部社会学科2年 袖岡 萌愛さん

社会学部社会学科2年 平松 佑規さん

社会学部社会学科2年 國分 葉月さん

 

 震災後10年を迎える福島の現状と、本学学生との「CROSS」。 その成果報告の様子をまんなか学部担当者がレポートします。


福島民友新聞社と本学は2016年に実施されたシンポジウムでの協力をきっかけに交流を続け、2020年2月に包括的連携協力に関する協定を締結しています。(https://www.daito.ac.jp/news/details_29031.html)本科目はこの協定に基づく連携事業として実施されました。


「政治学インターンシップ(テーマ探究・福島被災地研修)」は事前学習・現地研修・事後報告とレポート執筆の三段階でおこなわれるアクティブラーニング型授業であり、学生と教員がともに問題を発見し、解決方法を探りながら、主体的に課題に取り組む方法、取材の仕方や報告・レポートの技法などを学びます。本科目では、3・11以後まもなく10年目を迎える福島県を対象に、津波被害、地震被害、放射能被害、風評被害という複合型被災地の現状と課題を見つめていきます。

 

※現地研修の様子についてはこちらをご参照ください


 

 

被災地の現状との「CROSS」~「体感」の持つ力~

報告に臨む学生(1名はZoomで参加)報告に臨む学生(1名はZoomで参加) 報告の様子報告の様子

報告会は、現地研修に参加した法学部と社会学部の6名の学生が、それぞれ担当する視察先について報告する形で行われました。

「情報としては知っていたが、実際にその場に身を置くと、話を聞いているだけとは違った」

学生の報告からは、被災と復興の現場がもたらす「体感」の凄みが感じられました。

 

震災遺構として保存が進められている請戸(うけど)小学校。そこに残された、津波の壮絶な傷跡。(参考:「請戸小学校物語」HP
廃炉作業の進む福島第一原発。原発は当時のままの姿も残しつつも、防護服や防護用マスクなしで活動できる範囲が着実に広がっていました。
そして少しずつ復興の進む一方で、今なお増え続ける処理水貯蔵タンクの圧倒的な大きさと数。いまだ自由な立ち入りを許されない、帰還困難区域の荒廃した景色…。

 

学生たちは実際に見て、聞いて、被災地の現状を「体感」することで、それまで持っていた被災地への印象や、復興に関する考え方を新たにしたようです。
複合型被災地である福島との「CROSS」は、学生たちの中で確かな変化をもたらしました。

 

「被災地復興に関連するこれまでの自分の意見が、本当にそれでよいのか分からなくなった。」
「まだやりたいことが見えない中で、将来に向けて、自分の中での選択肢が広がった。」
「自分も福島に対して何かしたい、何かできないかと思うようになった。」

 

学生たちが語ったこれらの思いは、首都圏の主要なメディアで報道される情報を受け取るだけでは生まれなかったものではないでしょうか。
今後、大学で学びを続けるにあたって、自分の考えを時に支え、時に見つめなおすための貴重な経験となったに違いありません。

被災地の現状を「体感」し、震災復興に関心を持ち続ける

講演を行う福島民友新聞社 菅野 篤 常務取締役総務局長講演を行う福島民友新聞社 菅野 篤 常務取締役総務局長

福島民友新聞社の菅野常務が報告会後の講演で次のように語りました。


「実際の福島の姿を見てほしい。県外の人に来て・見て、食べてほしい。」

 

被災地の復興へのプロセスやその成果を「体感」し、関心を寄せ続けることは、被災地への支援となると同時に、いずれ来る次の災害への備えとなります。
現在は新型コロナ感染症拡大防止のため、現地を訪れることが難しい状況ではありますが、引き続き関心を寄せ続けることで、いつかこのような「体感」の場を多くの学生にもってもらうことができればと感じました。

 


☆福島民友新聞のインターネットサイト「みんゆうNET」では福島の復興の現状について多くの記事が公開されています。

特集ページ「震災10年」では、当時の首長らトップが語る「証言 あの時」など、危機管理や公共政策の観点からも興味深いコンテンツが公開されています。

ぜひアクセスしてみてください!

「福島民友新聞 みんゆうNET」(https://www.minyu-net.com/
「みんゆうNET 特集ページ 震災10年 」(
https://www.minyu-net.com/news/sinsai/sinsai10/

 

☆「政治学インターンシップ」 は政治学科の科目で他学部他学科開放科目となっています。
2021年度は(1)東北(宮城・岩手)被災地研修、(2)福島研修、(3)登別での政策デザイン研修(2年生向け)、同(3年生向け)、(4)安全保障研修(希望者は沖縄研修も可能)、(5)沖縄研修を行います。現実の問題に取り組むジャーナリストや公務員などを志望する学生、また将来教員として社会科・公民などを教えたい学生の参加を特に歓迎します!

興味のある本学の学生はシラバスをご参照ください。また、授業内容に関するお問い合わせは法学部事務室までどうぞ。

 

※この報告会は、新型コロナウイルス感染予防対策を施した上で行われました。
 

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