国際交流事業/International Exchange
講演会
東洋研究所では、本研究所研究員を対象に行なう国際交流事業として、外国人講師による講演会を開催しています。
2025年度 国際交流講演会
日時 | 2026年2月21日(土) |
場所 | 大東文化大学板橋校舎2号館2階 2-0220会議室 |
演題 | 「近代化」という課題 ―エジプトと日本の比較を通して― |
講演者 | ハムザ イサム 先生 (東京国際大学 国際関係学部 教授) |
19世紀後半から近代化への道を歩み始めた東洋の日本が僅か30数年で西洋のロシア帝国軍に勝利したことは、植民地支配下であったエジプトを始めとするアラブ諸国民に希望をあたえた。
特に19世紀の初頭からエジプトでは、日本より早く近代国家構造の試みはあったが、未完成に終わったため、日本との近代化過程との比較を通して、日本の成功の秘訣とエジプトの近代化の失敗の原因を究明することで、近代以降の両国の歩みの明暗を明確にすることが出来ようと思われる。
比較可能な要素としては、中世から近代化直前までのエジプトのマムルークと鎌倉時代から江戸末期までの武士の政治的社会的役割。さらに外来の動機としてのナポレオン遠征とペリー遠征の黒船来航の両国への影響。そして近代国家へのモハメド・アリ体制(1805‐1849年)と明治時代の近代国家建設過程と照らし合わせることである。