刊行物/Publication
機関誌「東洋研究」
1961年創刊 年間4冊発行。
年間4冊発行。年間セット価格6,000円(1冊1,500円)。
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最新刊
第232号(2024年7月25日発行)
渡邉義浩/『韓詩内傳』と「物語」
田中良明/前漢期に於ける五星占の狀況
A.R. ウルック/現代日本における文化現象としてのマスク
:位置と目的についての探究(下)
須田敏彦/コロナ後のバングラデシュ農村を歩く (2)
―フィールドノート・ロングプル管区編―
第231号(2024年1月25日発行)
髙橋あやの/南宋『中興四朝国史』天文志の特徴
―『文献通考』象緯考を手掛かりとして
藏中しのぶ/『南総里見八犬伝』の富士山図
―仇討ち譚と『維摩経』「不二法門」 附、稗史七則と「対」の構造―
岡倉登志/岡倉天心をめぐる人々―フェノロサ門下の友人たち(4)
―井上哲次郎と有賀長雄
新井和広/家系の広がりと墓参の役割
:20世紀初頭の南アラビア・ハドラマウト地方の事例から
須田敏彦/(研究ノート)コロナ後のバングラデシュ農村を歩く
―フィールドノート・クミッラ県編―
第230号(2023年12月25日発行)
高木ゆみ子/藤原頼長と音楽
―『台記』を中心に(四)久安年間―
岡本佳子/岡倉覚三が描く「道教」
―『茶の本』と20世紀転換期の寓話―
柴田善雅/シベリア出兵期日本金融圏の拡張と朝鮮銀行の活動
栗山保之/インド洋のムアッリム
―ポルトガル来航期における船乗りの一類型―
田辺清/レオナルド・ダ・ヴィンチの素描様式と東方
―初期作品と《レダと白鳥》をめぐって―
第229号(2023年11月25日発行)
布村浩一/「牡丹」の表現史
吉田雄介/近代期の神戸を経由した植民地内交易ネットワーク
―ハッサム商会の破綻と事業継承を事例に―
高田茂臣/蒙疆政権官史の日中戦争
A.R. ウルック/白よりも白く洗う
―分離型カタカナと外在化という日本の文化現象 理論的展望―
第228号(2023年7月25日発行)
フレデリック・ジラール/日本の哲学・宗教・文学における
「人間の本性」「存在の意義」「多重層の存在論」の探求
―『大衆起信論』を通して―
田中寛/国分一太郎の戦地体験と中国民衆像
―『戦地の子供』、『外国権益』からの再検証―
篠永宣孝/日露戦争の起原と日露金融戦争(マネー・ウォー)
伊藤一彦/中国における朝鮮独立運動の展開
篠田隆/インド・グジャラート州における家庭食の変容
―アーメダバード市の都市中産階級世帯の事例研究―
第227号(2023年1月25日発行)
𠮷村 武典/巻頭言
遠藤 仁/インド北西部の畜力揚水井戸―所謂ペルシア井戸の現況とその系譜
西川 優花/水国有化法・水公正分配法からみるイランの水資源と慣習的水利権
石井 啓一郎/N・ヒクメット、S・ヴルグンにおける「ファルハードと水路」の主題的展開
- 水資源をめぐる社会主義文学的自己犠牲譚の諸相
𠮷村 武典/前近代カイロにおける水供給
―給水施設「サビール・クッターブ」をめぐって-
第226号(2022年12月25日発行)
小坂 眞二/陰陽道研究の新展望(上)
松本 公一/香炉の茶の湯についての基礎的考察
藏中 しのぶ/「冤」の連環
―『南総里見八犬伝』「対牛楼の仇討ち」と「赤岩庚申山の妖猫退治」の照応―
齋藤 俊輔/ポルトガルのインディア領の兵力
―アントニオ・ボカロ著『東インド領すべての 要塞、都市、そして集落の図会』
の分析から
池田 久代/堀至徳資料編纂より見えてきたもの
―堀至徳のインド:青春の光と影―
第225号(2022年11月25日発行)
布村 浩一/「管仲随馬」の享受史―「成長」する故事
田辺 清/レオナルド・ダ・ヴィンチと古典古代―東方との関連について―
中村 聡/日本に於けるプロテスタント第一世代の特色
岡倉 登志/岡倉天心をめぐる人々
―フェノロサ門下の友人たち(3)―福富孝季と民権運動
柴田 善雅/帝国燃料興業株式会社の関係会社投資と戦後処理
第224号(2022年7月25日発行)
渡邉 義浩/呉起・孫臏の兵法と儒家
篠田 隆/インドにおける竈、燃料、水の利用にみられる社会格差
―「インド人間開発調査」個票データの分析―
吉田 雄介/第一次世界大戦前にイランに輸入された東アジア産品の動向
-中国産緑茶の輸入の盛衰を中心に-
A.R. ウルック/日本の絵馬による探求
-視覚的オブジェを用いて聴覚・視覚情報を得る-
第223号(2022年1月25日発行)
藏中 しのぶ/巻頭言―『茶譜』と茶の湯・香と座の文芸
安保 博史/『茶譜』の語彙と近世俳諧―「しほからし」に注目して
高木 ゆみ子/『茶譜』における「香」関連語彙
松本 公一/珠光『心の文』の「和漢融合」と「わび」の展開
藏中 しのぶ,安保 博史/『茶譜注釈』補遺
第222号(2021年12月25日発行)
小坂 眞二/神祇と陰陽道(三)
岡﨑 邦彦/21世紀初頭の日中関係―2000年~2010年代の日中諸問題
篠永 宣孝/ロシア革命前のロシア資本主義発展における古儀式派資本家の役割
第221号(2021年11月25日発行)
布村 浩一/詩語のイメージ―「ホトトギス」について―
柴田 善雅/管理通貨制移行後の樺太石炭会社の事業拡張と衰退
岡倉 登志/岡倉天心をめぐる人々
―フェノロサ門下の友人たち(2)―嘉納治五郎(上)
栗山 保之/ポルトガル来航期のインド洋におけるアラブの船乗りたちの風
新井 和広/1940-50年代における東アフリカのアラブ:
「移送文書群」の「発見」と今後の研究の可能性
第220号(2021年7月26日発行)
藏中 しのぶ/『南総里見八犬伝』の「倚福反転」と「正法眼蔵」
─「無瞳子の画虎」譚と一休宗純・「諸悪莫作、衆善奉行」─
中村 聡/中村敬宇のキリスト教理解
小林 春樹/後漢における歴史書等の編纂と、校書等の学術事業について
渡邉 義浩/『史通』の経書批判と『論衡』
増木 優衣/インドにおける清掃人カーストへの社会的差別をめぐる
NGOスラブの認識
─ニューデリーの「トイレ博物館」の事例から─
篠田 隆/インド・グジャラート州における都市若者の内食状況
―アーメダバード市女子公立職業教育学校学生の事例研究―
第219号(2021年 1月25日発行) 『虞初新志』 特集号
小塚 由博/巻頭言
小塚 由博/『虞初新志』について
荒井 礼/『虞初新志』にみる張潮の亜流好尚
田中 良明/『虞初新志』書鄭仰田事より見る明末清初の析字
今井 秀和/『虞初新志』の日本受容
―昌平黌から鷗外、漱石、露伴まで―
第218号(2020年12月25日発行)
松本 公一/『阿娑縛抄』の近世写本の生成と伝播
布村 浩一/古代日本漢詩における「題」
―本文に先行し、支配するもの―
ジラール フレデリック/『華厳法界観門』の謎について
相田 満/「生き物供養」と「何でも供養」の日中台
―その共通性と差異の特徴をめぐって―
岡倉 登志/岡倉天心をめぐる人々
―フェノロサ門下の友人たち(1)―牧野伸顯
篠田 隆/インド・グジャラート州における牧畜カーストの社会経済変化
─ラバーリー学校の第2次実態調査の事例を中心に─
第217号(2020年11月25日発行)
渡邉 義浩/『隋書』経籍志の史学論
王 宝平/明代漢詩「国比中原国」の作者について
ソレマニエ 貴実也/カーシャーン市の歴史的住宅と街区に見られる伝統的空間構成に関する考察
吉田 雄介/イランにおける多様な敷物消費
─日本からイラン・中東に輸出された 岡山県産ポリプロピレン花むしろを事例に─
栗山 保之/ルーズナーマの史料的価値の分析
─アラブの航海活動研究の予備的考察─
第216号(2020年 7月25日発行)
高木 ゆみ子/狂歌と出典
―「Trésors de l'estempe japonaise SURIMONO(日本浮世絵版画の至宝 摺物)』
における狂歌の翻訳をめぐって―
笹生 美貴子/豊子愷訳『源氏物語』「桐壺」巻の注釈態度 試論
中村 士/啓蒙天学家朝野北水の「文化年間世界地図」
――仙台漂流民津太夫らの帰国航路を示した世界図の新史料
由川 稔/ロシアの政治経済思想における「ヨーロッパ」と「アジア」の止揚意識
~「ユーラシア主義」と「自由」をめぐる諸相(上)~
田辺 清/再考・レオナルド・ダ・ヴィンチと東方
第215号(2020年 1月25日発行)
松本 公一/密教における香薬テキストについて
─『阿娑縛抄』「香薬」を中心に―
柴田 善雅/1920年代満洲の日系株式市場
滝口 明子/「トルコ装束の画家」リオタール研究序説
―文化史的考察―
嶋 亜弥子/最近の中国農村出身出稼ぎ労働者の動向に関する一考察
第214号(2019年12月25日発行)
髙橋 あやの/雨占研究序説
田中 良明/『漢書』五行志に於ける漢代日食記事
相田 満/楊貴妃日本に渡る
─遺跡と遺物と伝説と─
布村 浩一/句題詩の解釈における諸問題
─「呉江」「秦嶺」を例にして─
荒井 礼/蘇曼殊の女性
─自己愛的恋愛─
第213号(2019年11月30日発行)
濱 久雄/顧炎武の『詩経』観
─『日知録』を中心として─
増木 優衣/インド・パンジャーブ州におけるダリト問題に関する研究動向
篠田 隆/インド・グジャラート州における牧畜カーストとモビリティ
─ラバリー学校の第1次実態調査の事例を中心に─
吉田 雄介/手織物生産から見る遊牧と定住の間
─イラン・チャハルマハール&バフティヤーリー州の事例から─
田辺 清/レオナルド・ダ・ヴィンチと東方(Ⅱ)
─《岩窟の聖母》をめぐって─
第212号(2019年7月25日発行)
渡邉 義浩/漢書学の展開と「古典中国」
小林 春樹/荀悦 『漢紀』「孝成帝紀」一巻 第二十四の検討
―『漢書』紀十「成帝紀」および他の『漢書』の記述との比較を中心として―
須田 敏彦/バングラデシュ農村における若者の近未来の自画像
―中学生を対象とした進路希望アンケート調査の分析―
植松 希久麿/習近平講話と熟語
―『現代漢語詞典第7版』の語彙を中心として―
出田 恵史/クラッシクバレエにおける「身体イメージ」と「鏡」の民族誌的研究
―タイのバレエ団の事例から
第211号(2019年1月25日発行)
相田 満/相書に見る声で定命を知る平安時代の観相譚
――『今昔物語集』巻六第48の延命譚を敦煌文書と比較して分析する
高木 ゆみ子/藤原頼長と音楽
――『台帳』を中心に(三)康治・天養年間
布村 浩一/『詩序集』の「二聯之詩篇」について
―絶句か、聯句、摘句か―
中村 菜穂/近代イランの抵抗の歌の起源をめぐって
―アーレフ・ガズヴィーニー(1878頃―1934)における詩的言語についての一考察
第210号(2018年12月25日発行)
小坂 眞二/神祇と陰陽道(二)
小塚 由博/張潮と王士稹の交遊関係
―編集状況を手がかりに―
中村 聡/約翰福音書冒頭のロゴスをめぐって
―漢訳、日本語訳『聖書』の翻訳とその思想的背景―
林 裕/だれにとっての「リアリティ」なのか
―アフガニスタンにおける平和構築と開発援助―
第209号 (2018年11月25日発行)
笹生 美貴子 / 豊子 愷訳『源氏物語』「若紫」巻の注釈態度における一考察
篠永 宣孝 / 岡倉天心の近代化・産業革命観
-岡倉天心とウィリアム・モリス-
柴田 善雅 / 満州にける日系株式取引所の設立
中村 士 / 天文学者山本一清の「日本理学史会」
-日本科学史学会創立への手掛かり
第208号 (2018年9月25日発行)
渡邉 義浩 / 「史」の文学性-范曄の『後漢書』
田中 良明 / 虹蜺初論
篠田 隆 / インドにおける食料消費・食習慣の変化と宗教・社会集団
-「インド人間開発調査」個票データの分析-
ソレマニエ 貴実也 / ガージャール朝期(1796-1925)における都市化と文化的変化が
テヘランの住宅設計と建築様式に与えた影響
第207号 (2018年1月25日発行)
田中 良明 / 校本『乾象新書』と『乾象通鑑』に於ける『漢書』の引用
柴田 善雅 / 第一次大戦終結満洲における日系銀行
嶋 亜弥子・西野 真由 / 深圳市日系企業における
中国人従業員の就業実態と定住意識
岡﨑 邦彦 / 西安事変と周恩来(下)
――周恩来工作と周・蒋会談――
第206号 (2017年12月25日発行)
相田 満 / 観相書『神相全編』の日本における受容
――実態と説話をめぐって
笹生 美貴子 / 豊子愷訳『源氏物語』における注釈態度
――谷崎潤一郎『源氏物語』(旧訳)の位置づけをめぐって――
高木 ゆみ子 / 藤原頼長と音楽――『台記』を中心に(二)
――鳥羽院皇子女誕生をめぐって――
中村 菜穂 / 血の旗を振れ
――ミールザーデ・エシュギーの政治的著述における詩的言語の諸相――
植松 希久磨 / 中国語における新語の研究
――「現代漢語詞典 第7版」の語彙を中心として――
第205号 (2017年11月30日発行)
福井 重雅 / 『塩鉄論』と『穀梁伝』
濱 久雄 / 顧炎武の易学思想
――『日知録』を中心として――
中村 士(つこう) / 天文占書中の数値データ検証の試み
中村 聡(さとし) / 宣教師たちは儒教をどう捉えたのか
岡倉 登(たか)志(し) / 「アフリカ分割期」のスーダン
――マフディ―「国家」とヨーロッパ列強(下)――
第204号(2017年7月25日発行)
山下 克明/式神の実態と説話をめぐって
小林 春樹/板野長八の「漢王朝神話」論 再批判
渡邉 義浩/干宝の『晋紀』と「佐伝体」
篠永 宣孝/フランスにおける「勤工倹学」運動と中国興行銀行
田中 寛/大東亜共栄圏下における異言語接触の一断面
――“大東亜語学”と南方日本語普及工作の実態――