「創立100周年記念×ピーターラビット」のグッズは、どのようなものを考えていましたか?
本学は書道教育にも力を入れているので、「書道に関連したグッズを作りたい」と最初に考えました。さらに創立100周年記念なので、今まで見たことのない「書道筆を持ったピーターラビット」のデザインを作ろうとスタートしました。
100周年を機に制定されたこの新しいタグラインは、
大東文化大学のあるべき姿を表現しています。
大東文化大学は、創立以来、
漢学をはじめとする様々な文化との出会いを通じて
社会を豊かにすることを目指してきました。
文化と向き合って100年。
地域・領域・時代を超えた多彩な文化が交差し、
出会う場へ。
今日も新しい価値が生まれている。
その真ん中には、いつも、大東文化大学がいます。
真ん中に文化がある。
大東文化大学
学生取材企画
2023.08.10
はじめに
大東文化大学創立100周年を記念して、2023年7月5日(水)~7月11日(火)にビアトリクス・ポター™資料館所蔵特別展「ピーターラビット™と仲間たち」が開催されました。
今回は会場で販売された限定グッズの制作に携わった東松山教務事務室の川村さん、小宮山さんにピーターラビットのグッズ・図録の裏話や思いについてインタビューしました!
「創立100周年記念×ピーターラビット」のグッズは、どのようなものを考えていましたか?
本学は書道教育にも力を入れているので、「書道に関連したグッズを作りたい」と最初に考えました。さらに創立100周年記念なので、今まで見たことのない「書道筆を持ったピーターラビット」のデザインを作ろうとスタートしました。
ピーターラビットのグッズについて説明をお願いします。
〇熊野筆の化粧筆〇
ピーターラビットは女性ファンから支持が比較的多いのでターゲットを女性にしました。筆で有名な広島県の熊野筆を使用したいと思い、本学の書道研究所に相談をして化粧筆の制作に取り組みました。
〇和紙一筆箋〇
和紙一筆箋は、事務職員がピーターラビットの配置を決めました。「どんなデザインにしたら手紙を書きたくなるか」に焦点を置いてデザインを考えました。ビジネスの場面でも使えるデザインになったと思います。
ピーターラビットのお話は、作者のビアトリクス・ポターが自身の家庭教師の息子に宛てた手紙から始まりました。皆さんも手紙を書いてみてはいかがでしょうか?
〇珪藻土コースター〇
グラスが結露してしまう季節にぴったりの珪藻土コースターです。
デザインには創立100周年を記念して制作したロゴを使用しています。
オリジナルグッズの中でお気に入りのグッズはありますか?
我々2人とも、やっぱり和紙一筆箋ですね。なぜかと言うと、一筆箋のピーターラビットのデザインや配置を「下に花を置いてみよう」、「上の方寂しくなっちゃうよね」など打合せをして私たち職員で決めました。ですので一番思い入れが強いのは和紙一筆箋になりますね。一筆箋にまで「大東文化大学」と入れると使いにくいかもしれないので、大学名は入れずに書道筆を持ったピーターラビットを入れました。
書道筆を持ったピーターラビットは元々あるイラストなのですか?
実は今回が初めてのイラストなんです!創立100周年を記念し、初めてデザインしていただいたので、今後も書道筆を持ったピーターラビットが広まってほしいと思います。
大東文化大学創立100周年記念【ビアトリクス・ポター™資料館 所蔵特別展「ピーターラビット™と仲間たち」】の図録(以下「図録」)について
今回力を入れたという図録の説明もお願いします。
ビアトリクス・ポター資料館の館長である文学部英米文学科の河野芳英先生、そして資料館の職員が本当に時間をかけて作ってくれました。実際に図録を見ながら会場を回ると、ここにあるこれがどういうものなのかと見比べられるので、持っていると特別展が2倍楽しめる図録になっています。
例えばピーターラビットをあまり知らない方であれば、昔のピーターラビットのゲームがあるとか、ピーターラビットの海賊版も沢山出ているとか、昭和時代にピーターラビットが“ピーターうさぎ”と訳されているだとか…。図録を見ることでいろいろなことに興味を持っていただけると思います。特別展は終わりましたが、存分に楽しんでいただける内容になっています。
制作期間はどのくらいですか?
うーん、1年ぐらいはかかりましたね。”何をやろう”から始めて、納品まで本当に1年ぐらいかかっていて。納品も特別展の直前でした。とにかく間に合ってよかったなというところも正直あります。(笑)
グッズを通して皆さんに伝えたいことがありましたら教えてください。
本当にピーターラビットへ興味がある人は、図録から関心を持っていただけると思いますが、そうでない人でも今回のグッズをピーターラビットへの興味の入口にしてもいいのかなという気持ちで制作を進めました。なのでたくさんの人々にピーターラビットやビアトリクス・ポターへ興味を持っていただき、たくさん知ってもらいたいと思っています。
おわりに
大東文化大学の創立100年記念を彩るピーターラビットの素敵なグッズ・力作である図録についてお話を聞かせていただきました!
川村さん、小宮山さん、お忙しい中ありがとうございました!
〈図録について(敬称略)〉
大東文化大学 100周年記念 ビアトリクス・ポター™資料館所蔵 特別展 ピーターラビット™と仲間たち 監修:河野芳英(大東文化大学 文学部 英米文学科教授)
執筆:河野芳英・小林和子
編集:大東文化大学 ビアトリクス・ポター資料館・東映株式会社
編集協力:株式会社プランリンク
撮影:辻丸純一
協力:川村義明,川上佳小吏,古川敬大,田鎖宏枝,佐藤圭悟,
株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ,株式会社早川書房
デザイン・制作:株式会社グレートインターナショナル,TAGGY DESIGN
印刷・製本:株式会社テンプリント
発行:大東文化大学 ビアトリクス・ポター資料館
〇販売価格〇
和紙一筆箋 限定500個 税込495円 筆を持ったピーターラビットのデザイン有
化粧筆(熊野筆)限定100個 税込4950円 筆を持ったピーターラビットのデザイン有
珪藻土コースター限定100個 税込935円