Asia education

地域研究カリキュラム

地域言語の選択によって、学ぶ地域が決まります。東アジア、東南アジア、南アジア、そして西アジアの各地域について、それぞれの地域性と多様性をふまえたカリキュラムが「地域研究カリキュラム」です。この地域研究カリキュラムによって、アジアの具体的な姿に触れ、アジア理解を進めていきます。

とはいえ、入学したての1年生には、アジアについて具体的なイメージが浮かんでこないでしょうし、不安もあるでしょう。そのため、1年次には「入門講座」として、アジアのさまざまなトピックを材料にして、アジアへの興味を育てる授業が開設されています。「ああ、アジアってこんなにおもしろい世界なんだ」というところから、段階的で無理のないカリキュラムが組まれています。

図:カリキュラム概念図

take off 期

卒業論文をまとめ、社会に巣立っていく時期

advance 期

蓄積された知識を基に、更なる理解を深める時期

challenge 期

アジア研究のさまざまなテーマに触れ、貪欲に知識を吸収する時期

drive 期

アジアへの関心、興味、アジアを学んでみようという意欲を育てる時期

上の図は、1年から4年まで、どのようなカリキュラムが組まれているかを概念的に示したものです。これを見ると、それぞれの段階において段階的で無理のないカリキュラムが組まれている様子が伺えるでしょう。学生はこれに従って学習していきます。

でも、このことはぜひとも強調しておきたいのですが、どんなに良いカリキュラムが組まれていても、また、先生たちがどんなに熱心に授業をしても、最終的に勉強が身につくかどうかは本人次第だということです。やはり自ら学ぶという意志がなければ、カリキュラムなんて絵に描いたモチです。何はともあれ、どんなことでも「アジアってこんなにおもしろいんだ」と知ることから始めていけば、きっと学ぶ意志が自然と芽生えてくるはずですから、色々なことに目を向けてみてください。