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国際関係学部からのお知らせ

2017年01月18日

「企業と雇用B」・第3セッション(人材サービス業界の魅力と将来性)報告

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 「企業と雇用B」第3セッションは「人材サービス業界の魅力と将来性」がテーマです。講師には、株式会社アウスタの代表取締役澤金之助社長をお招きしました。

 アウスタのHPのトップには「All for 20’s(全ては20代のために)」というコピー、そして「20代が輝く社会を作る」というvisionが踊ります。「学校教育を終え、社会に出る大事な時期。それが20代。そんな20代の若者が生き生きと目を輝かせている社会を作りたい。若者が輝けば、日本が輝く。全ては20代のために。」

1時間目(12月2日)

 人材サービス業界の市場規模は、驚く勿れ、9兆円に達しています。介護(8.3兆円)や医薬品(6.8兆円)を凌ぐ規模です。その7割を「人材派遣」が占めているそうです。澤社長によれば、人材サービス業界の急成長の背景には、終身雇用の事実上の崩壊にともなう「転職者数と転職回数の増加」「女性の社会進出」「企業の採用部門のアウトソーシング」等があると言います。

 人材派遣の仕組み、求職者と人材会社と企業の三者のつながり、そして、人材派遣業務の内容をふまえ、次のような「魅力」が語られました。「人と企業の成長に関わることができる」「中小企業の人事部としての役割を果たせる」「マネジメント経験やコンサルタント経験の蓄積により起業力がつく」等々。

 最後は、人材派遣業界の適性について。業界に向くタイプは、他人と適切な距離感が保て、他者の「よいところ」を探すのがうまい人。我慢ができる人(すぐに諦めない人)。

 澤社長には、業界の話しのみならず、ご自身の経験をふまえた人生哲学や企業経営や起業の心構えについても語っていただきました。「(大きく変えるのではなく)ほんのちょっと変えられることが大事」、変化に対応できる力(カメレオンのような)を鍛えること、「100パーセントを目指していると他者に抜かれる。60パーセントの完成度で突き進む勇気が必要!」、そして、どんな仕事をするにしても「大義」や「志」を忘れてはいけない、とも。

課題

 課題出しをご担当いただいたのは、法人営業グループの柴崎大輔氏。グループワークの課題は「転職の相談に来社した方に、適切な仕事を紹介せよ」というもの。まさに、人材派遣のコーディネーター業務の実践です。資料として、田中さん、山田さん、鈴木さんの3名の「お仕事紹介登録シート」と、7種類の「企業求人票」が配付されました。建設、製菓ライン管理、ホテル・フロント業務、携帯電話販売、不動産、ITエンジニア、介護。誰にどの仕事を、どんな理由で紹介するのかを、具体的にプレゼンすることがもとめられました。

 一見とっつきやすそうなテーマですが、確信をもった紹介ができるかどうか。最終報告の講評後に「ベスト3」が発表されます。

アンケート

 「『人材派遣業の魅力と将来性』を聴講して」(アンケート)によれば、聴講前に「人材サービス業」を就職活動の対象と考えていた学生は「2名」、少し考えていた学生は「10名」、考えていなかった学生は「35名」。また、「人材サービス業」の仕事の内容についても、33名が知らなかったと回答しています。

 しかし、聴講後には、「人材サービス業」の仕事の内容を全員が理解し、就職活動の対象(複数の候補の一つ)として考えるようになった学生も「26名」に増加しています。

 「人材派遣業」の「一人一人に向き合えるところ」「一人一人の将来のことを考えて仕事を紹介すること」「人に寄り添って仕事ができるところ」「企業の成長にかかわることができるところ」等に、魅力を感じた学生が少なくないようです。その他、待遇や、法人営業についてもう少し詳しい話を聞きたかったという意見もありました。

2時間目(12月9日)

 8つのグループが、三人にふさわしい仕事を紹介するために、次の4つの観点から「人材派遣会議」を行いました。

○「お仕事紹介登録シート」をみて、3人のうち「総合的に判断して」最初に仕事を紹介してあげたいと思った人は誰ですか? この人はどのような人物だと考えますか? 

○グループが、この人を「最初に仕事を紹介すること」に決めたもっとも大きな理由(決め手)は何ですか。

○この人にどんな仕事を紹介しますか? 7枚の「企業求人票」から、その人にふさわしい職種を「3つ」候補としてあげてください。優先順位をつけ、この人がその企業に向いていると判断した理由を書いてください。

○その人に「もっとも紹介したくない」企業求人票(1枚)はどれですか? その理由は何ですか?

ワークシート ワークシート

3時間目(12月16日)

 8グループが、株式会社アルタスの澤社長、磯部浩孝マネージャー、柴崎氏を前に、鈴木さん、田中さん、山田さんのいずれかを担当し、それぞれにふさわしい仕事を提案しました。

 鈴木さんを担当したグループ(G1・G7・G9)は、海外留学経験があり英語に堪能、成長意欲があるが、プライドが高く人付き合いが苦手、起業を考えていることなどに注目。ともにIT企業、建設、ホテルを紹介すると提案しました。もっとも紹介したくない企業としてあがっていたのは、製菓と介護。

 田中さんを担当したグループ(G2・G3・G4)は、その明るい性格や根気強さに着眼し、IT、製菓、不動産、携帯電話販売などが候補になりました。

 山田さんを担当したグループ(G5・G8)では、理系学部の出身、真面目だがネガティブな性格などをふまえ、製菓、ホテルが紹介したい企業の候補になり、紹介したくない企業には、それぞれ携帯販売(G5)と建設企業(G8)があげられました。

 プレゼン終了後、澤社長から優秀賞が発表されました。最優秀は、山田さんの性格上のプラス面とマイナス面を的確に分析し、製菓、ホテル、不動産を紹介したG5。準優秀賞は、同じく山田さんの性格的な面に加え、経験を敷衍し、具体的な業務との適合性を検討し製菓、IT、ホテルを紹介するとしたG8に。そして、第三位は、田中さんが「30歳で起業を目指している」点に着眼。田中さんの将来設計を優先し、不動産、介護、製菓を紹介したG4に。

 澤社長からは、一人一人の相談者の性格や経験、将来の夢に寄り添った、相談者本位の、よく考えられた提案だったと評価されました。

まとめ

 「どんな仕事をしたらよいか、どんな仕事に向いているのかわからない」。「まずは『自己分析』からはじめることだね」-就職を考えはじめた学生と教職員のよくあるやり取りです。自己分析をしたものの、どうも納得できず、依然としてやりたい仕事が見つからず悶々としている学生もいれば、就職活動で狙う企業は決まったという(決まったつもりになっている)学生もいるでしょう。

 「他人にその人にふさわしい仕事を紹介する」という今回のセッションでの体験を、自分の仕事選びについて改めて考えるきっかけにしてもらいたいと思います。田中さんと鈴木さんと山田さんに自分自身を置き換えて、自分自身に仕事を紹介してみてはいかがでしょうか。

 

 人材サービス業界全般にわたる明解な講話をしていただいた澤金之助社長、人材派遣業を実感的に理解できる課題を工夫していただいた柴崎大輔氏、そして、授業の企画段階からご協力いただいた磯部浩孝氏に、記して感謝の意を表します。

 

 

 最終回(1月20日)は、特別講演Ⅲ「就職活動スタートアップセミナー」です。講師は、前期に建築資材業界の魅力と将来性のセッションをご指導いただいた山本みどり先生(株式会社エービーシーエデュケーション・人材開発チーム)です。

「企業と雇用A・B」アンケート

 12月23日授業において、授業アンケートを実施しました。

 

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