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国際関係学科国際文化学科

全学プロジェクト事業・「問題解決学入門」報告(1)

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 国際関係学部の初年次生を対象とする「問題解決学入門」が、4月14日(金曜日)にスタートしました。この授業は、2016年度に埼玉県「大学生のための県内企業魅力発見事業」に採択された事業の学内モデル化を狙って、今年度は「初年次教育としての企業連携型PBL授業の展開」として全学プロジェクト事業に採択されています。

 

 本事業は(株)ベネッセi-キャリア・FSPが開発したプログラムを基礎に、前半をProject A、後半をProject Bとし、ABともに、4~5名のグループで、企業の提示する「課題(ミッション)」の解決に取り組み、企業への提案を行い、企業からのフィードバックを得ることが柱となります。こうした体験を通じて、初年次の前期に、大学での学びへの意欲を喚起すると同時に、何のために何をどう学べばよいのか(学びの方向づけと計画)を考えさせる重要な機会とすること、とりわけ、チームワークの活用により、社会人基礎力などのコンピテンシーを養成することも目指しています。

 4月14日。13時を過ぎた頃から、2号館207教室に、少々緊張した面持ちながら、やる気に満ち溢れた表情の学生たちが集まりはじめました。参加学生数は17名。本年度は、少数精鋭体制で臨みます。13時15分までには全員集合です。チャイムを待たずに、新里学部長から17名の学生に向けて一言。「4月3日のガイダンスの冒頭で「a good choice」という言葉で皆さんを歓迎しましたが、皆さんは、早くも二つ目の「good choice」をしました。厳しい授業になることを承知の上で応募したその勇気を讃えたいと思います。これから、細田咲江先生の指導の下、15回の授業を通じて「 good choice」の意味を実感していくことになります。頑張ってください。」

 

「a good choice」を継いで、細田咲江先生からはこんな決意が語られました。「大学生活では、チャンスと情報は平等に与えられています。けれども、それをどう活用するかは、一人一人の努力しだい。17名の学生は、自分の判断でチャンスを摑むことができました。3ヶ月後にはこの授業をうけてよかったと全員に思わせてみせます」。

 この授業は、チームで課題を解決しながら、「自分が」何をどう学べばよいのかを考える授業。もちろん課題は自然に降ってくるものではなく、チームで力を合わせて、学生たちが主体的に発見するものです。学生たちは「最初の課題」に挑みます。

 

 記念すべき最初の課題は「17人を、バランスよく、4つのグループに分けよ。目的は課題解決」というもの。一見「簡単なミッション」ですね。しかし、難なくこなしたかに見えたグループ編成でしたが、すかさず「バランスが悪すぎ」との細田先生の指摘でやり直しに。二回目の編成で「project A」に挑むグループができあがりました。その後、自己紹介、そして、チーム名やチームリーダーの選出、チームの約束事の決定と、矢継ぎ早に作業が進みました。

 

TEAMワン!!」「フルーツバスケット」「KKT」「MEEEEN」(Eは4つですね)。この4つのチームで、4月28日からは、最初の企業のMissionに取り組むことになります。フレッシュなSeventeenの活躍に期待が集まります。