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国際関係学部からのお知らせ

2017年05月30日

第1回FD研修会が開催されました。

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 5月30日15時より、60周年記念図書館地下1階AVホールにおいて、国際関係学部の第1回FD(Faculty Development)研修会が行なわれました。国際関係学部の教職員12名が参加しました。

 テーマは「第3期大学評価の概要―内部質保証システムの機能化に向けて―」。講師には、公益財団法人大学基準協会の大学評価・研究部において審査・評価系の業務に携わっておられる原和世氏をお招きし、第3期大学評価のねらいとポイントを中心にご講演いただきました。

 本学は、昨年度、大学基準協会の第2期目の認証評価を受審し「適合」と認定されました。ただし、認定期間は2024年3月31日までとなっており、本学が100周年を迎える2023年度までには、第3期目の認証評価を受審しなければなりません。

 原氏は、認証評価制度の沿革や、経済同友会、教育再生実行会議、中教審の考え方をふまえ「大学に課せられた改革課題」を端的にこう表現します。「卒業時に『何が修得できるのか』『何ができるようになるのか』を、学生の入学時に予め明確化すること、そして、それに即した教育を効果的に行うこと」「大学教育を、学生の『学修の密度を高める』教育へ転換し、そのための施策を推進すること」。これらが「3つのポリシー」に基く「学修成果の明示と評価指標の開発」という、第2期大学評価の課題に帰着するわけです。

 第3期評価は、部局ごとではなく「全学的観点から行う自己点検・評価」だと言います。報告書の分量も約3分の1に縮小されるとのこと。「内部質保証」が基準2に昇格し、教育活動の「マネジメント」機能や「ガバナンス」機能が問われることになります。

 教育プログラム、授業、機関(大学全体)の、それぞれのレベルにおいて有効性を検証する取組みが具体的に説明されました。参加者のもっとも関心の高い学修成果の測定に関しては「学修成果アセスメントツール」等の有益な資料も提示されました。

 原氏は、内部質保証システムを実質的に機能させるためには「内部質保証全体に責任を負う組織」と、教職員の次のような意識・態度・行動が不可欠だと言います。すなわち「教育の質の保証の第一義的責任は大学にあり、内部質保証は、定期的な認証評価への対応ではない」「改革へのオーナーシップを共有していること」「評価ツールに惑わされず、大学の個性を活かせる自己改善を継続すること」

 原氏は、大学基準協会の草創期(1951年)に作成された『適格判定について』という文書の次の一節で講話を締め括りました。

 「よい大学とは成長しつつある大学である。成長しつつある大学だけが絶えず進歩し続ける高等教育界にあって優れた高い標準を保つことができる。成長するというのは勿論質においての意味であって、大きさにおいての意味ではない」。

 参加した教職員からは、次のような質問が出されました。

 「評価疲れ」という言葉も聞かれるが、10の基準を毎年すべて点検・評価する必要があるのか。評価基準を重点的にしぼったり、数年ごとに点検・評価を実施している大学はあるか?」「認証評価のいう『学修成果』とは、企業がもとめる『即戦力』なのか、10年後に成果がでるような『潜在的な成長力』なのか。後者の成果はどのように測定することができるのか?」「認証評価のモデルは何か?」「第3期では『内部質保証』が基準2に昇格しているが、『内部質保証システムの責任体制』とは、部局の改善を指導できる強い権限をもつ組織を置くということか?」等々。

まとめ

 「学生の主体性を育む」「初年次キャリア」「アクティブ・ラーニング」等を中心に企画されてきた、2014年度以後の国際関係学部のFD研修会から見ると、今回のテーマは、一見、異色です。しかし、いわゆる「3つのポリシー」を明確にし、所期の学修成果が得られているかどうかを立証することがもとめられ、学部での学びの成果、学修成果をどう測定するかが、喫緊の課題となっています。7年以内には、学部教育において「内部質保証」が有効に機能しているかどうかが確実に審査されます。そのためにも「何のために、何を、どのように評価するのか」について、学部の教職員が課題意識を共有しておくことは不可欠です。

 

 2019年度にはカリキュラム改訂が予定されています。それに対応した3つのポリシーの改訂作業も同時並行で進められています。今後、学部として、どのような点に留意しながら、3つのポリシーの点検やカリキュラム改革、FD活動を推進すべきか。今回の研修を、こうした問題を教職員全員で考えるきっかけにできればと思います。

 

 ご多忙の折、一学部のFD研修会の講師をご快諾いただいた原和世氏と、大学基準協会には深く感謝申し上げます。

 

 

追記

 原氏も著者の一人である『内部質保証システムと認証評価の新段階ー大学基準協会「内部質保証ハンドブック」を読み解く」が、エイデル研究所から出版されています。原氏は、第二部の「大学教育の実質化に向けた内部質保証システムの構築」を執筆されています。

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