学生取材企画

2023.08.24

【学生取材企画】SDGs「衣料品リユース」の取り組みにより東松山キャンパスに設置された「衣料品回収ボックス」。その集計結果は…?

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2023年1月17日から2月1日の約2週間、東松山キャンパスにて「衣料品回収ボックス」が設置されました。今回は「衣料品回収ボックス」の集計結果について、国際関係学部事務室の小豆澤さん・東松山学生支援課の山田さんにお話しを伺いました!

 

〇前回の記事〇

【学生取材企画】「あなたの不要」を「誰かの必要」へ。SDGs「衣料品リユース」の取り組みを開始します!/まんなか学部|大東文化大学 (daito.ac.jp)

 

衣料品リユースとは?

本学の学生、教職員から不要になった衣料品を回収し、国内の慈善団体を通じて途上国へ送る取り組みのこと。洋服だけでなく、帽子、手袋、マフラーなども回収の対象です。

参加方法は、東松山キャンパスに設置される衣料品回収ボックスに不要になった衣料品を入れるだけなので、誰でも参加しやすい取り組みとなっています。

(左から山田さん、小豆澤さん) (左から山田さん、小豆澤さん)

衣料品リユースの回収ボックスを設置することになったきっかけを教えてください。

2023年9月20日に、大東文化大学は100周年を迎えます。それに向けて、学内ではいくつかのプロジェクトグループが発足し、様々な企画が進められてきました。6月3日に行われたホームカミングデーもそのひとつですが、私たちはSDGsに関する取り組みをすることになりました。始めは使わなくなった家具・家電等の回収を考えましたが、最終的には利便性の高い衣料品を回収することに決め、衣料品回収ボックスの設置に至りました。

 

 

実際に回収してみてどのような結果になったのか教えてください。

まだ回収自体は1回かつ限られた期間しかやっていないのですが、2023年1月17日から2月1日にかけ、約2週間東松山キャンパスに衣料品回収ボックス5個を設置しました。その結果、約250着ほど集まり、予想以上の成果を上げることができたと思います。実際に回収した衣料品は、3辺の合計が160cmほどの大きなダンボール6箱分でしたので、初回としてはかなりの量が回収できたと思います。

 

 

(看板と衣料品回収ボックス) (看板と衣料品回収ボックス)

(衣料品回収ボックス上部) (衣料品回収ボックス上部)

回収してみたものの中で、どのような衣料品が多かったですか。

上着が多かったという印象がありますが、ズボン・スカート・タオル・ベビー服・子供服など本当に様々な衣料品が集まりました。おそらく学生だけでなく職員や教員の方々からの協力により、幅広い衣料品が集まったのではないかと思っています。

 

 

回収してみた結果について何か思うことありますか。

回収する前に危惧していたことは、いざ「衣料品回収します!」と言ったものの、ほとんど集まらずに、途上国へ発送することができないのでは…と不安に思っていました。しかし、蓋を開けてみれば予想以上に集まったので、驚くとともに安堵しました。

 

 

逆にもっとこうした方がよかったと思った点はありますか。

1月に関しては東松山だけの回収になってしまったので少し準備が間に合わなかった部分がありました。そこで、次回は東松山・板橋の両キャンパスで実施したいと思っています。

回収した衣料品は既にどこかで利用されていますか。

NPO法人ワールドギフトという団体に、回収した衣料品を発送しました。その後、衣料品を必要としている途上国等に発送されていると思います。

 

 

衣料品リユースを行う前と後で気持ちの変化はありましたか。

個人的な話になってしまうのですが、SDGsってなんだろうというような感じでそもそも知らなかったところがあったのですが、実際に取り組んでみてSDGsはこういうことだとか、こういう目標があるんだと知れたのは良かったと思います。

 

 

衣料品リユースを通して大東文化の学生に伝えたいことを教えてください。

日本に住んでいると衣料品が足りない、着るものがないということを実感することはあまりないと思うのですが、世界の様々な地域には必要とする人もいます。また2023年度前期・後期に衣料品回収機関を設けたいと思っています。

衣料品回収のお知らせや回収ボックスを見かけましたら、ぜひご協力いただけると嬉しいです。

 

おわりに

小豆澤さん、山田さんありがとうございました。

今回の取材前までは、SDGsの取り組みは「個人」よりも企業や学校などの「団体」が行うイメージを強く持っており、「個人」で取り組むには難しいという印象がありました。

しかし自分の持っている衣服がSDGsの取り組みにつながり、「団体」だけでなく「個人」でも参加できることを知り、取材スタッフ一同SDGsへの認識が深まりました。

皆さんもこの機会に一度SDGsについて調べてみてはいかがでしょうか?

本記事作成にあたり、御協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 

※本記事は100周年記念プロジェクトを学生が取材、発信していく「学生取材企画」によるものです。

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