News

国際関係学科国際文化学科

鈴木セルヒオさんが「銅メダル」を獲得。春川韓国オープン国際テコンドー選手権大会2015で快挙。

  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア
  • Xでシェア

 国際関係学科3年の鈴木セルヒオさんが、韓国春川で開催された「春川韓国オープン国際テコンドー選手権大会2015」において、7月24日、男子58kg級の準決勝に進み、見事、銅メダルに輝きました。

鈴木セルヒオさん(右から2番目)

 この大会は、リオデジャネイロ五輪予選に影響する世界ランキングポイント対象大会(G2)。世界50カ国・地域から約2500名の選手が参加しました。とりわけ、63名の選手がエントリーした男子58kg級は、世界最上位クラスの強豪がひしめく激戦階級となりました。

 鈴木さんは、3回戦で昨年の世界大学選手権の覇者(比国)を破った後、準々決勝でも韓国の強豪選手を沈め、メダルを確定させました。準決勝では韓国選手に敗れはしたものの、韓国勢によるメダル独占を阻んだ功績は大きいといえます。テコンドー部の金井洋監督は、鈴木さんの活躍を次のように称えています。

金井洋監督

 鈴木は『命を削って戦う』と宣言し、本大会に挑んだ。韓国オープンは、他の国際大会に較べ優勝候補である韓国選手の参加が多く、勝ち上がるのがとても難しい。最終的にメダルを獲得した4人の中で、鈴木以外は皆韓国人選手だった。鈴木は世界選手権、豪州オープン、そして本大会の活躍で、リオデジャネイロ五輪の代表選考に『実力で』名乗りを上げたと言える。

 鈴木さんが、6月末の第6回オーストラリアオープン国際テコンドー選手権大会(G2)でも、世界ランク2位のドイツ選手を破り、その名を世界に轟かせたことは記憶に新しいところです。今回も、世界大学選手権の覇者という優勝候補を破ってのメダル。実に華々しい快挙です。

(左から)近慎仁さん、竹内一さん、鈴木セルヒオさん

 今大会には、近慎仁さん(国際関係学科3年)と竹内一さん(国際関係学科2年)が男子54kg級に、中川貴哉さん(スポーツ科学科4年)が男子58kg級、そして山田美諭さん(英米文学科4年)が女子49kg級にそれぞれ出場しましたが、残念ながら入賞にはいたりませんでした。不本意な成績に終わったが、必ず巻き返す。選手たちの頑張りに応えるべく自分も頑張っていく」。こう決意を語る金井監督とともに、今後の活躍を期待したいと思います。

銅メダルを獲得した鈴木セルヒオさんより

 世界選手権、豪州オープンで悔しい思いをしたが、今回は自分がメダルを獲る自信とイメージがあった。両親や周囲の方々のサポートが力に変わっているのを本当に実感した。このようなレベルの高い大会でのメダル獲得は初めてで、よい報告できるのはとても嬉しい。これからも金井監督の指導のもと、テコンドー部の仲間とともに練習に励み、 次は銅メダルではなく金メダルを持って帰りたい。応援ありがとうございました。