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経営学科

関口ゼミ、「ライフプランと職業選択」に関する特別講義(イオンフィナンシャルサービス株式会社)を実施

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 社会人として自立するためには、学生のうちに社会の基本的な仕組みを理解しておくことが大切です。ここでいう社会の仕組みとは、年金制度や企業の福利厚生、人生の節目に発生する費用など、生活に深く関わる制度を指します。これらの知識を持つことで、学生は将来の生活を具体的にイメージし、自分に合った進路や働き方を考える手がかりを得ることができます。そのため、学生の段階で社会の仕組みを学ぶことは、将来の意思決定を支える土台となります。
 こうした背景を踏まえ、関口ゼミでは2025年6月25日、イオングループの総合金融事業を担うイオンフィナンシャルサービス株式会社の皆様をお招きし、「ライフプランと職業選択」に関する特別講義を開催しました。お越しいただいたのは、田中秀夫様(AFSアカデミー シニアインストラクター)、飯塚浩美様(AFSアカデミー マネージャー)、小谷幸卯様(教育部金融リテラシーグループ)の3名です。同社ならではの視点から語られたお話は、現実的で説得力があり、学生にとって実践的かつ有意義な学びとなりました。
 講義の前半では、将来の生き方や働き方を見据え、主体的にライフプランを立てることの重要性が語られました。田中様は、ライフプランとは「資金を含めた具体的な人生設計を、自分がどのように生き、働きたいかを考えながら、自ら作成すること」と説明されました。また、年金制度や老後の生活費といった課題についても解説があり、経済的視点の必要性が示されました。学生は、自らの将来に主体的に向き合い、計画的に準備することの大切さを実感しました。
 後半では、職業選択において自分の価値観や目標を明確にする重要性が強調されました。田中様は、業界・業種を選ぶ際には「自分がその企業や組織を通じて、どのように社会に貢献したいか」という視点を大切にしてほしいと述べられました。また、「与えられた仕事に最大限取り組むことが成果や信頼につながる」といった考え方も紹介され、働く姿勢について学ぶ機会となりました。学生たちは、価値観や目標を見据え、主体的に働く姿勢の意義を学びました。
 このような講義を通じて、学生たちは将来設計と職業選択に主体的に向き合う姿勢を養うことができました。ライフプランや職業観に加え、金融リテラシーの重要性についても理解を深め、自ら考え、判断し、行動する力の必要性を実感しました。特に、就職活動を控えた3年生や、社会人として歩み始める4年生にとって、大きな学びの機会となりました。
 最後に、本講義を引き受けてくださったイオンフィナンシャルサービス株式会社の皆様に心より感謝申し上げます。特に、学生にとって非常にわかりやすくご講義くださった田中様には、厚く御礼申し上げます。今回の学びが、今後の学生生活や社会人生活で活かされることを願っております。