Department

第5回「小学生のためのアジア理解講座」 が高坂小学校で行われました(12月14日)

  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア
  • Xでシェア

 2016年12月14日、東松山市立高坂小学校において、民族資料研究班(民研)による「小学生のためのアジア理解講座」が行われました。10月の訪問では、「外国の文化」について学ぶ4年生が、隣の韓国について勉強しましたが、今回は小学校からの要望により、アジアを飛び出し「世界の遊び」というテーマで、3年生3クラスを対象に授業を行いました。

 今年度最後の小学校訪問ですが、前回で3年生が引退したため、1、2年生にとっては新しい2年生リーダーの下で臨む、はじめての小学校訪問となりました。

 世界には様々な遊びがありますが、今回は「うたあそび」、「からだを使ったあそび」、「てあそび」の3つを中心とした授業をしました。

 まず、「うたあそび」では、日本でも「ロンドン橋落ちた」というタイトルで知られているイギリスの歌を、本場ではどう歌うかを説明しました。さらに、アメリカ民謡の「アブラハムの子」という、体を使う歌遊びを紹介しました。

次に、「からだを使ったあそび」では、「ダック・ダック・グース」と呼ばれるカナダの「ハンカチ落とし」のやり方を説明しました。「ハンカチ落とし」と似た遊びは、アジアをはじめ世界各地で行われていることも勉強しました。

 最後に、「てあそび」として世界のジャンケンについて説明しました。韓国のジャンケンは日本と同じ「グー、チョキ、パー」で、掛け声だけが違います。インドネシアのジャンケンは「1、2、3」を意味する「サトゥ、ドゥア、ティガ」という掛け声で行いますが、手の形とその意味が違うこと、ミャンマーのジャンケンは手だけでなく、体全体を使って行うことを説明しました。また、インドネシアやミャンマーのジャンケンと同じようなジャンケンは、日本でも昔行われていたことも勉強しました。

 3つのジャンケンのやり方を聞いた後は、それぞれのジャンケンで勝ち抜き戦をして、優勝者には記念に手作りメダルが贈られました。

 ジャンケンの後は、3クラスに分かれてそれぞれの遊びを順に体験しました。

 東松山市教育委員会をはじめ各小学校のご協力により、今年度は計5回の「出前授業」を行うことができました。お世話になりました関係者の方々に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。