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埼玉中小企業家同友会主催「第2回就職問題懇談会」において、国際関係学部の企業連携型PBLの事業成果が報告されました。

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 11月9日、新都心ビジネス交流プラザ(北与野)において埼玉中小企業家同友会主催の第2回就職問題懇談会が開催され、新里孝一学部長が、問題提起を兼ねた基調講演を行ないました。

 テーマは「PBL(問題解決型授業)に見えた若者の可能性」。2016年度と2017年度に埼玉中小企業家同友会と連携して実施した3つのPBL授業の実践をふまえ、次のような考えが発表されました。すなわち、大学が育てたい人材と企業が求める人材の具体化・明確化に向けて、企業と大学が「人を生かし育てる」をキーワードにいっしょに考える場が必要であること、そのための協働プロジェクトとして企業大学連携PBLは有効であること、そして、今後、PBLを継続・発展させるための「大社接続懇話会」のようなゆるやかなつながりを構築することが必要ではないか等。企業・大学関係者を合わせて40名の参加者がありました。

 講演の後は「若者が育ち、若者の可能性を引き出す環境」をテーマとするグループ討論。大学と企業経営者からなる5つのグループで活発な意見交換が繰りひろげられました。

 グループ討論の最後に、株式会社セイリョウの小林隆文代表取締役が、各グループの発表をふまえた今後の課題を次の3点にまとめました。第1は、大学は育てる人物像を、企業は求める人物像と働く環境を明確にすること。第2は、個人のよさを引き出すために仕事を任せ、自立を引き出すようなコーチングを心がけること。第3は、時代の変化に柔軟に対応しつつ「人が育つ環境」を充実させていく「社風」をどう築いていくかということ。

 

 大学にとっても企業にとっても有意義な意見交換会になりました。