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2022年度外務省「外交講座」(テーマ:外務省の仕事)が実施されました

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  2022年度外務省「外交講座」(経済学部主催)が12月8日(木)、板橋校舎でおこなわれ、深澤香織氏(外務省大臣官房人事課課長補佐)が「外務省の仕事」と題して講演されました。参加者は学生・教職員を合わせて約140名でした。

 講演ではまず「日本外交の5つの取り組み」について紹介された後、外務省の組織・人事構成から特に外務省専門職員のキャリアパスについて、ご自身の在外公館勤務の経験やエピソードを踏まえながら、説明がなされました。ご講演の中では、「外務省に勤務している人は『外国が好き』というよりも『日本が好き』というタイプが多い」、「外交は国と国が交渉するものだが、最終的には人と人の結びつきによるところが大きい」、「交渉相手(国)について深く理解しようとすると、相手(国)の言語をきちんと学ぶ必要がある」と強調されていた点が印象に残りました。

 講演終了後の質疑応答の時間では、参加した学生3名からそれぞれ、「在外公館での勤務では、給与は日本円で支払われるのか、現地通貨で支払われるのか」、「外務省に入省して予想していなかった仕事は何か」、「日本の軍縮の取り組み状況に教えて欲しい」といった質問がなされ、すべて詳しく、丁寧に回答がなされていました。また、2019年10月22日におこなわれた「即位礼正殿の儀」の際のエピソードを、国際儀礼(プロトコール)をもとに説明がなされていました。