大東文化大学経済学会では、毎年、経済学会の学生会員である経済学部所属の学生を対象に「懸賞論文」を募集していますが、今年度も「懸賞論文」・「研究ノート」・「エッセイ」を募集します。それぞれの部門の募集要項をよく読み、奮ってご応募ください。
懸賞論文部門
本年度は(1)経済学の有用性、(2)新時代のマネーライフ、(3)働き方はどう変わるか、(4)自由テーマの4つのテーマを設けて募集します。どのテーマについても、自分自身で考えることが必要です。この懸賞論文の機会を通じて、皆さんの知的探求心をいかんなく発揮し、日頃の勉学の成果を形にしてみましょう。
募集テーマ
次の4つのテーマから1つを選択し、テーマに関する説明をよく読んで論述してください。
(1)経済学の有用性
「経済学の中身なんて机上の空論でしょ?貧困も不況も世の中から全然なくならないし・・・」このような声が聞こえてきそうですが、本当にそうなのでしょうか。またもしそれが正しいのであれば、なぜ経済学部が日本中の大学にあり、多くの学生がそこで経済学を学んでいるのでしょうか。
経済学の成果が直接的、または間接的に世の中で活用されている場面は少なくありません。また皆さん自身が何かを決めるときにも、経済学の考え方が何かのヒントを与えてくれているかもしれません。現実の社会と経済学との結びつきを思い浮かべながら、経済学を毎日勉強している皆さんの視点から「経済学が世の中でどのように役に立つか」をぜひ考えてみてください。
(2)新時代のマネーライフ
円安や物価の上昇が大きな議論を巻き起こしています。今年の3月には長年続いたマイナス金利政策が終了し、日本の金融政策は新たな段階に入ったとされています。また、政府による連続的な増税も実施されており、これらの措置が市場や国民生活に与える影響は無視できません。約30年にわたるデフレ環境から現在進行形でインフレ環境へと移行しつつある日本では、インフレ対策の経験が不足していると指摘されています。
個人のレベルでは、新たに開始された新NISAの導入により、国民の投資に対する意識が高まっています。さらに、今年の7月には新デザインの紙幣が発行される予定ですが、キャッシュレス決済の普及により、私たちの生活における「お金」の扱い方も今後大きく変化していくでしょう。
このような「お金」にかかわる新しい経済状況に対応するために、個々が何をすべきかについて、また、政府や日本銀行はどのような対策を講じるべきかについて、自由に論じてください。
(3)働き方はどう変わるか
コロナ禍をきっかけに、多くの企業がリモートワークを導入しました。現在はリモートワークを継続する企業とオフィスへの回帰を求める企業に分かれており、また、いわゆる「飲み会文化」の見直しを進める企業も増えています。
今年の4月からは、過酷な労働環境にある運送業、建設業、医師の時間外労働の上限規制が始まり、給特法の改正を通じた教員の給与引き上げに向けた議論も活発になっています。
さらに、労働人口の減少が進む中、移民の受け入れに関する議論も少しずつ進展しています。
また、2022年には専業主婦世帯が、夫婦のいる全世帯の3割を切り、共働き世帯が約7割まで増加しています。
これらの変化を踏まえ、今後の労働環境や個々の働き方について、またそれを実現するために企業や政府がどのような対策を講じるべきかについて、自由に論じてください。
(4)自由テーマ(ただし、経済および経済学に関連するものに限る)
皆さんが普段から抱いている知的関心や好奇心が上記の1~3のテーマに含まれない場合、こちらを選択して論述してください。経済および経済学に関連していれば、理論、歴史、制度、思想、統計、海外事情など、テーマは自由です。研究動機、問題の立て方、議論の進め方、すべてについて皆さんの論理的思考力と分析力が問われます。学生ならではの視点や問題意識を是非、発表してください。
応募規定
- 応募資格者は大東文化大学経済学部に在籍する全ての学生です。
- 応募論文は未発表かつ日本語で書かれたものに限ります。
- 応募資格者の共著(2人以上の執筆)も認めます。共著の場合は、各執筆者の論文に対する貢献部分(担当)を別紙に記して提出してください(可能な範囲で構いません)。
- 論文は、ワープロソフトで入力のうえ、8,000 字以上で執筆してください。
- 二重投稿(同じ論文を他の論文コンテスト等に重複して応募すること)は禁止します。
- 経済学演習成果発表会での発表テーマと同一テーマの論文も受け付けます。ただし、前年度までの成果発表会において発表した内容を論文にして提出する場合は、審査員から受けたコメントやアドバイスをもとに改善・応用・発展された内容のものに限ります。その場合、成果発表会での発表内容と論文の違いを別紙に記して提出してください。
論文の体裁
規定の投稿用フォーマットを使用してください。フォーマットとなるファイルはこのページの下部にアップしてあります。
- 表紙にタイトルと執筆者全員の学科・学年・所属を、必ず明記するようにしてください。所属には、所属するゼミ(ここでは基礎演習・一般演習・専門演習・卒業研究を指します)を記入してください。1年生は基礎演習クラスの担当教員名を「基礎演習○○先生クラス」のように、ゼミに所属していない場合には「所属なし」と記入してください。
- 本文の冒頭に目次を付けてください。また本文には、必ずページ数を打ってください。
- データ図表は本文中に入れてください。ただし、字数には換算しません。
- 書籍や新聞等の文献から引用及び発想を転用した場合は、それらを明記してください(表記方法については別紙参照)。また、ホームページ上の資料を利用した場合は、参照したページをPDF化したものを論文とあわせて提出してください。
- タイトルの後に総文字数を入れてください(タイトル・目次・文献リストは除く)。
応募締切日・掲載可否・審査
- 応募締切日
2024年11月5日(火)17時
- 掲載可否
一定の水準にあると認められた論文は『学生懸賞論文集』に掲載されます。『学生懸賞論文集』への掲載可否は編集委員会で審議・決定します。
- 審査
編集委員会が審査します。表彰・賞金は以下のとおりです。- 経済学会賞(1件以内)副賞(賞金10万円)
- 優秀賞(2件以内)副賞(賞金5 万円)
- 佳作(4件以内) 副賞(賞金3万円)
- 一年生奨励賞(2件以内) 副賞(賞金2万円)
- 敢闘賞 副賞(賞金1万円)
- 参加賞 副賞(賞金5千円)
なお、参加賞については応募規定を満たし、編集委員会が一定の水準を満たしたと認めたものに与えられます。
応募先・問い合わせ先・その他
1.応募先
- 執筆した論文は、Wordファイルで提出してください。
- このファイル名は、論文のタイトルにしてください。
- 提出は、下記のURLからGoogleフォームを通じて行ってください。
注:各部門によって応募フォームが異なりますので、自身の応募する部門のフォームから応募するようにしてください。また、提出者にはGoogleフォームから受信確認のメールが届きますので、このメールで提出を確認するようにしてください。
2.問い合わせ先
- 経済学会編集委員 藤村 哲史(sfujimura@ic.daito.ac.jp)
3.その他
- 編集委員会の判断により、入賞者の所属・氏名を公表することがあります。
- 応募にかかわる個人情報は本コンテスト以外の目的では使用しません。
- 過去の学生懸賞論文集は以下で閲覧することができますので、執筆の際に参考にしてください。アクセスする際にはstアカウントにログインしてください。
https://drive.google.com/drive/folders/1GCm-sCKGKfvH9Un_9jfSzQoeSnkBAlVT?usp=sharing
研究ノート部門(内容・規定・体裁)
内容
この部門は受講している講義・演習や読書から得たヒントやアイデアをもとに、自ら実験やフィールドワーク、アンケートをおこなった調査結果などを整理したもの、またデータ(国の統計資料など)の二次的利用による独創的な解析・考察、特定のテーマに関する文献レビュー、経済や経済学に関連した書籍(教科書を除く)を読みそれをまとめたうえでオリジナルな見解や考察を加えたものなどを募集対象とします。経済や経済学に関連したものに限られますが、「論文」としてまとまっていなくても構いません。個人またはグループでの自発的な取組みを是非、発表してください。
応募規定
- 応募資格者は、大東文化大学経済学部に在籍する全ての学生です。
- 未発表かつ日本語で書かれたものに限ります。
- 応募資格者の共著(2人以上の執筆)も認めます。共著の場合は、各執筆者の論文に対する貢献部分(担当)を別紙に記して提出してください(可能な範囲で構いません)。
- 研究ノートはワープロソフトで執筆のうえ、文字数は2,000字以上4,000字以内とします。
- 二重投稿(同じものを他の論文コンテスト等に重複して応募すること)は禁止します。
- 経済学演習成果発表会での発表テーマと同一の論文も受け付けます。ただし、前年度までの成果発表会において発表した内容を論文にして提出する場合は、審査員から受けたコメントやアドバイスをもとに改善・応用・発展された内容のものに限ります。その場合、成果発表会での発表内容と論文の違いを別紙に記して提出してください。
体裁
規定の投稿用フォーマットを使用してください。フォーマットとなるファイルはこのページの下部にアップしてあります。
- 表紙にタイトルと執筆者全員の学科・学年・所属を、必ず明記するようにしてください。所属には、所属するゼミ(ここでは基礎演習・一般演習・専門演習・卒業研究を指します)を記入してください。1年生は基礎演習クラスの担当教員名を「基礎演習○○先生クラス」のように、ゼミに所属していない場合には「所属なし」と記入してください。
- 本文の冒頭に目次を付けてください。また本文には必ずページ数を打ってください。
- データ図表は本文中に入れてください。ただし、字数には換算しません。
- 書籍や新聞等の文献から引用及び発想を転用した場合は、それらを明記してください(表記方法については別紙参照)。また、ホームページ上の資料を利用した場合は、参照したページをPDF化したものを論文とあわせて提出してください。
- タイトルの後に総文字数を入れてください(タイトル・目次・文献リストは除く)。
エッセイ部門(内容・規定・体裁)
内容
この部門では皆さんが大学生としての生活で得たさまざまな経験をもとに書かれた自由な「文章」を募集します(形式は問いません)。例えば、留学、ボランティア、資格試験、各種委員会(オープンキャンパスなど)、部活など、さまざまな経験から得られた皆さんの「大切なもの」を文章の形にして残してみましょう。
応募規定
- 応募資格者は大東文化大学経済学部に在籍する全ての学生です。
- 未発表かつ日本語で書かれたものに限ります。
- 単著(執筆者は1人)に限ります。
- ワープロソフトで入力のうえ、文字数は1,500字以上とします。
体裁
規定の投稿用フォーマットを使用してください。フォーマットとなるファイルはこのページの下部にアップしてあります。
- 表紙にタイトルと執筆者の学科・学年・所属を、必ず明記するようにしてください。所属には、所属するゼミ名を記入してください。1年生は基礎演習クラスの担当教員名を「基礎演習○○先生クラス」のように、ゼミに所属していない場合には「所属なし」と記入してください。
- 本文には必ずページ数を打ってください。
- データ図表は本文中に入れてください。ただし、字数には換算しません。
- タイトルの後に総文字数を入れてください(タイトルは除く)。
研究ノート部門およびエッセイ部門(締め切り・応募先・その他)
応募締切日・掲載可否の発表
- 応募締切日
2024年11月5日(火)17時
- 掲載可否
一定の水準にあると認められた「研究ノート」、「エッセイ」はそれぞれ『学生懸賞論文集』に掲載されます。『学生懸賞論文集』への掲載可否は編集委員会で審議・決定します。
- 審査
編集委員会が審査します。研究ノート部門およびエッセイ部門、それぞれの表彰・賞金は以下の通りです。
研究ノート部門:
優秀賞(1件以内)副賞(賞金3万円)奨励賞 副賞(賞金5千円)参加賞 副賞(賞金3千円)エッセイ部門:優秀賞(1件以内)副賞(賞金1万円)奨励賞 副賞(賞金3千円)参加賞 副賞(賞金千円)両部門とも参加賞については、応募規定を満たし、編集委員会が一定の水準を満たしたと認めたものに与えられます。
応募先・問い合わせ先・その他
- 応募先
- 執筆した論文は、Wordファイルで提出してください。
- このファイル名は、論文のタイトルにしてください。
- 提出は、下記のURLからGoogleフォームを通じて行ってください。
- 研究ノート部門応募フォーム: https://forms.gle/zqb1XB4zcDskdQ4K6
- エッセイ部門応募フォーム: https://forms.gle/cUo4H6vBBYSfrZpu8
注:各部門によって応募フォームが異なりますので、自身の応募する部門のフォームから応募するようにしてください。また、提出者にはGoogleフォームから受信確認のメールが届きますので、このメールで提出を確認するようにしてください。
- 問い合わせ先
- 経済学会編集委員 藤村 哲史(sfujimura@ic.daito.ac.jp)
- その他
- 編集委員会の判断により、入賞者の所属・氏名を公表することがあります。
- 応募にかかわる個人情報は本コンテスト以外の目的では使用しません。
- 過去の学生懸賞論文集は以下で閲覧することができますので、執筆の際に参考にしてください。アクセスする際にはstアカウントにログインしてください。
https://drive.google.com/drive/folders/1GCm-sCKGKfvH9Un_9jfSzQoeSnkBAlVT?usp=sharing