経済学部の郡司大志先生による専門書『金融政策の効果測定:銀行理論と因果推論による再検証』が、慶應義塾大学出版会から発売されました。
6章「黒田バズーカが家計の借り入れ意思に与えた影響」など、過去25年ほどの日本の金融政策を再評価しようとする、意欲的な本です。
章ごとに様々な方法の実証分析を行っているので、例題つきの計量経済学の副読本として読むことができます。
また、各章は独立しているので、興味のある章から読むことができます。そのため、ページ数や内容の深さにもかかわらず、かなり読みやすいものになっています。
是非に。